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濡れ衣  作者: Shiena
22/26

【22話】

こうしてあっという間に修学旅行は終わった。


学校に戻ってからの生活ぶりは相変わらずだった。


それでも、私は前よりも心強い気がした。




時は音も無く流れた。


そしてある日、警察の人から電話があった。


そして私の両親が学校に呼ばれた。学校の小会議室には疑っていた人達の親がずらりと


座っていたという。そして皆めいめいに謝った。私の両親は納得こそしなかったものの


「次は私達の子供の番ですよ。先生、日程のほうは学校に任せます。必ず子供達で話し


合いをさせてください」と言ったそうだ。そして明日はハルカと1対1で話す。もちろ


ん担任の鈴木先生の立会いがあって。でも私は気に入らなかった。私は先生に対して、


「なるべく立ち会って欲しくないです。ハルカが先生の影に隠れると思うので。そした


ら意味がありません。解決にならいかもしれないじゃないですか」こう言ったはずだっ


た。なのに鈴木先生は犯人であるハルカの言い分、つまり「先生に立ち会って欲しいで


す」という意見を受け入れたのだ。これほどの侮辱ってなに?と思わざるを得なかった。


これでひとつのことがわかった。先生達は皆、”トキさんなら大丈夫” ”ハルカさん


は弱いけど、トキさんは強いからハルカさんの意見を”。皆口には出さないけど、その


態度から全てが見て取れた。心の奥底からふつふつと煮えたぎってくる怒りが爆発しそ


うだ。


なんでよ・・・・・・・・・・・・・・?


なんで私ばっかり?


それでもなんとか抑えた。私が大人にならなければならないんだ。そう、無理やり自分を


納得させた。


そして、今は明日という日を待っている。










明日、ハルカに聞いてやりたいことがたくさんあるんだ

読んでくださった方、ありがとうございます。

次話も是非読んでください。お願いします。



感謝をこめて  Shiena

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