レディオとキッド①
超短編のラジオ形式でキャラに色々しゃべらせていきます。
キャラもキャラの設定もコロコロ変わりますのでご留意ください。
「フリートークです。」
「フリートークだな。」
「こんにちは、そして初めましての方はようこそいらっしゃいました。わたくしこそが、古今東西魑魅魍魎あらゆるリスナーを虜にする世紀のパーソナリティ、レディオ・クラウンでございます。今後とも御贔屓にどうぞ。」
「アホか、誰が日本全国の妖怪相手に放送するんだよ、せめて言うなら魑魅魍魎じゃなく老若男女だろ。どうも、拙者の名前はブラック・キッド、しがない黒猫だ。」
「今日はこの1人と1匹でお送りさせていただきます。いやなんとも、第一回からかなりキャラの濃い選出ですねぇ。」
「これはどうも拙者達くらいしかキャラが定まって無いってのが理由らしい。かく言う拙者だって一人称が拙者って以外は現状ブレブレだ。ところで、お前サラッと自分だけを人間にカウントしたな?」
「おや、やはりおしゃべりする猫ちゃんは動物であるより人間でいたいとおっしゃる?それともそういった切り口から自然に話題の拡げ代を提供いただけたのでしょうか?なんと素晴らしいプロ意識!わたくしもちろんそれに付き合わせていただきますとも、まず人とそれ以外との分水嶺はーーーー。」
「長ぇ!そしてちげぇ!拙者いつがそんな哲学的な話をしたいって言った!?お前のどこが世紀のパーソナリティなんだ!拙者がゲストならもう席を立ってるぞ!」
「またそんなそんな、猫ちゃんは冗談もお上手ですね〜猫ちゃんは初めっからイスの上に立ってるじゃないですか?」
「座ってたらマイクに届かないからな。いや、そんな情景のクオリティもどうでもいいんだよ!!お前が人間かどうかがまず疑わしいという話をさせろ!」
「なるほど。確かに私はまだどのような容姿かも男か女かも、むしろ性別という概念に囚われた存在かも明かしておりませんでした。向かいにいる黒猫ちゃんは片目無くしてマント姿だというのにそれでは情景を浮かべ辛くてしょうがない。」
「足すな!拙者だけどんどん解像度が高くなっていくぞ!このラジオブースの中でお前以外が明確になってより異質だ!」
「黒猫ちゃんも色々とちょっとずつ固まってきたようで何よりです。」
「お前は逆になんで見た目以外が圧倒的に安定してるんだ。拙者の語尾はまだまだ迷走中だ。」
「ひゃはははは!!じゃあ〜〜?次回も乞うご期待ってところなだなぁ!!」
「いや急に誰だよ!」
レディオ・クラウン…
書きながらコレジャナイ感が…