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何を言っているか分からないと思うが『俺の婚約者』が『俺』に寝取られた  作者: 社畜マー
『俺の婚約者』が『俺』に寝取られた。
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勇者の人生相談 ~3度目の正直~

 御覧いただきありがとうございます。


4/10の更新は19時、20時、21時、22時を予定しています。

 俺はいつものバーにヴァルゴとレオ2人とで飲みに来ていた。


「人生相談があるんだ…」 


 梅酒のロックを飲み干して俺は口を開いた。酔わなければ言えなかったことだ。カウンターのテーブルに両肘をつき、両指をクロスさせて重大そうな悩みな雰囲気をかもし出す。


 俺は酔いも回ってか、深紅の瞳から少し涙がこぼれそうだった。本当に辛い相談なのだ。


「あっそ…」 


 両隣の2人は酔って楽しそうにしていたが、急に俺に落とされた爆弾によって真顔になっ……ていなかった。


 左右の2人ともなんかすごくどうでも良い顔をしていた。


 これは逆に俺が動揺した。悩みを言うべきか少し悩み口をつぐんで、少しの間テーブルを見つめていた。


 時間が経ちグラスの氷が解けて水になった。このままではいけないと思い俺は意を決していう事に決める。


「じ……」


 それを言わせないと、レオが先に先手をうってきた。


「はぁ、魔王スペルビアを倒した勇者アルタイル様の悩み事とか、たいそう大きな悩み事なんだろうなぁ!!」

 レオは大ジョッキのビールを飲み干し俺を睨みつけ言った。


 いつも通り左隣の人間が、スゥゥーっと俺のそばに近付き耳元で囁く。

「で、悩みは何なの?」


 普通の人間だったら動揺してしまう、ヴァルゴの妖艶な囁き……ではない。


-ん?声が低く野太い…


 俺はふと左隣の人間を見る。


 俺はこれに動揺するしかなかった。なぜならその声の正体は…


「プロキオン王?」


-え、いつの間に…


 レオも動揺している。トイレから戻ったヴァルゴも、自分が席に座っている王の姿に驚愕していた。


「やっほ!!」


 いつも通り軽いノリの王様だ…


-いつの間に…いや国の仕事どうしたの?



「あっ、このカクテル美味しいね。マスター、これ2つ。一つをそこの綺麗な女性に!!」


 プロキオン王は決め顔でそう言った。


 ヴァルゴも綺麗な女性と言われてまんざらでもない表情をした。


-この王様、本当に夜のお店慣れているなぁ…



「で、悩みと言うのを話したまえ。王の命令だ!!」


-え、アナタの娘に関係している事なんだけど…良いの?


「ちなみに君がイン〇なのはもう知っている。」


「ブッ」


 王の急な爆撃にレオとヴァルゴの2人は思わず吹いてしまう。


パリンッ


 王の軽い発言にバーのマスターは動揺してグラスを落とす。


-マスター驚きすぎ…

 と言うか、マスターこの件知ってるよね…


 俺は恥ずかしさで顔が赤くなってしまう。なんかこの空気で言えないくらいの重たい話なんだが…


「俺の婚約者ベガがまた寝取られているかもしれない…」


 その場にいる人間は皆凍り付いた。


 先程までの明るい空気の中、急に暗い爆弾が落とされたのだ…


 王はこちらを「え、今その話する?」みたいな目で見ていた。


 沈黙した時間が流れる…



「で、本当にそれは確かなのか?」


 王は両肘をテーブルに置き、両指をクロスして少し深刻そうな表情をして聞き返す。


 先程までの俺みたいに大問題を抱えてそうなオーラを出す。


「はい。以前プロキオン王と飲んだ後、ベガが全裸で他の人間と夜の営みをした痕跡がございました…」


「俺がギルドの依頼で家にいないのを見計らって、致しているような痕跡もございます。」


「マジか…」


 ヴァルゴとレオの二人は少し驚いた顔をしていた。予想を反して深刻な悩みだった事に驚いているようだった。


「ハァ…この忙しい時にあの子は…」


 王は溜息を吐き小声で小さく呟いた。


「そう言えば…いや、ううむ…」


王は考えを言おうとしたが、核心が無いのか言うのを止める。



「あの子が何をしようがあの子の自由だ…だが大人として責任は取らせねばなぁ…」


 王様は少し思い詰めた表情でつぶやいた。


「セバス…我が娘と家周辺に見張りを数人…」


「御意」


 バーの隅で静かにたたずんでいた執事・セバスチャンは敬礼をしてバーを出る。


「娘に見張りをつける。その間アルタイル君には王の勅令(ちょくれい)として任務を与える。」


 王がここに来たのはそれについてか…けどこのタイミングでか…


「それは…今アルがすべきことですか?」


 ヴァルゴはそれを聞く。


「あぁ、俺達だけでも十分やれるぜ!!」


 レオも俺をなんとかベガのそばにいさせようとしてくれる。


2人は実は悩んでいた俺の負担を軽減してくれようとしていた。


 確かに魔物討伐依頼であれば、この2人がいれば100人力だ。


 しかし王はその提案を受け入れるでもなく、深刻そうな顔をした。


「君達だけではちと力足りず、不十分やもしれんな…」


 この言葉に二人は少し驚いた顔をする。


-この2人で不十分とか、そんな事あり得るのか?


「不十分とは…?」


 ヴァルゴは俺と同じような疑問を抱いたようだった。


 レオは今の王の発言が気に入らなかったのか、大ジョッキのビールを一気に飲んだ。


「あぁ…シリウス国の精鋭を集めねばならぬ特殊な敵なんじゃ…」


 俺、ヴァルゴ、レオはただならぬ雰囲気にゴクリと生唾を飲み込む。


「ペテルギウス山脈に集っている、邪竜たちをはじめとした魔物の討伐にあたって貰う。」


-邪竜か…

 それは確かに厄介な敵だった。

最後まで読んで頂きありがとうございます。


初投稿である為、改善の余地は多々あります。


もし少しでも面白い、続きが読みたいと思って頂けましたら、


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― 新着の感想 ―
[一言] 3回目になれば扱いだって雑になりますよね そしてプロキオン王が増えた、さあどうなる邪竜 シリアスな雰囲気になりそうにないぞ
[一言] >この2人で役不足 力不足と言いたいのでしたら誤用かと?
感想一覧
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