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マドレーヌ13歳、秋。~ヒロインはだいたい料理上手〜

「ソーヤーさん、お疲れさまです!ちょっとお願いがあるの」


 言いたいことを全て言い終えてすっきり気分良く男爵の私室を後にしたマドレーヌはそのまま厨房に向かい、料理人に声を掛ける。ソーヤーは男爵の昔馴染みで、マドレーヌも小さい頃から遊んで貰っている。スキンヘッドのいかつい風貌だが気のいい腕の立つ料理人である。


「今日も元気だねぇ嬢ちゃん。どうした?」


「そろそろ寒くなる頃でしょう?次のお休みに料理したいの。厨房使っていい?」


「おー、もうそんな季節か。いいぜ、材料はいつものか?」


「うん!王都はたぶん村よりも乾燥してるから早めに食べて欲しくって。お養父様もお養母様も夜会(おしごと)続きでお疲れだもの」


 王国の社交シーズンは初夏から雪が降る前まで。特に暑さのひと段落した晩夏からは大きな夜会も各所で開かれ、社交の盛りだ。この時期に取引相手と顔を繋ぎ、情報を仕入れ、領地や家業の経営に生かす。男女とも自らが広告塔となってあちこちに出向かなくてはならないが、季節の変わり目でもあるので体調も崩れやすい時期でもある。


「そうだ。もし材料多めに手に入りそうならお願いできる?学院の警ら隊の人達にお礼したいから」


「わかった。言っとくよ!」


「ありがとー!あ、今日の夕食も楽しみにしてるね!」


 ひらひら右手を振って、マドレーヌは自室に戻る。お礼の品の目処がつきそうなことに浮かれながら。

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