説明回
世界観説明 ~サン・ラトリア皇国 ある男の伝記より~
今から約500年前に突如空から半径5kmに及ぶ光柱が全世界で17本降り注ぐ現象が起こった。この現象の後、生まれる人や動物、植物に不思議な力が備わるようになった。これにより生態系や環境が大きく変化し、力を持たない人々は旧人類と呼ばれ、力を持つ人々に虐げられるようになった。新人類の持つ不思議な力は非常に強力で、旧人類はほとんどの人権を失い奴隷として扱われるようになった。しかし、この関係は長くは続かなかった。ある時突然変異によって竜と呼ばれる生命が生まれた。それは誕生した直後に空を飛び、大陸を焼いた。竜がどのような手段でそれを行ったかは解明されていないが世界全体で17体の竜が誕生し、どれも同じように破壊行動を行い誕生後7日で姿を消した。この7日間で人類は9割近くが死絶えたといわれている。竜が姿を消した日を封暦0年とし、今でも人類は力を持つもの、持たないものが存在し、力を持つものはテンペスト(Tempest)と呼ばれている。
主要人物紹介
サク・デンプシー(14)♂
・身長149cm 黒髪・黒目
・4歳の時に父を亡くし、紡織で生計を立てる母と2人で暮らしている。
・自身及び触れているもの(生物を除く)の重力を0.01~1倍に可変させる力を持つ。代償として新月の日は24時間昏睡状態に陥る。
・座右の銘は『ない』
レックス・ヒューイット(22)♂
・身長184cm 赤髪・黄目
・サン・ラトリア皇国の騎士をしている。
・視界に入っている人物の目の前に自身をテレポートさせる力を持つ。ただし、1回のテレポートにつき15秒のクールタイムが発生し、一度テレポートを行うと次の満月の日までその人以外をテレポート先として使用できなくなる。代償として満月が出ている間狂戦士状態になる。
・座右の銘は『神のいない世界はない』
エマ・マンスフィールド(17)♀
・身長166cm 金髪・碧目
・フリーの探検家。父がシグリスタ帝国の軍人。
・自身を分身させる力を持つ。正確には自身の0~1秒前の行動を再実行する残像を作る。ただし、分身は1日のうち最初に分身を作り出してから10分間のみ分身できる。代償は不明。
・座右の銘は『生きるために人は生きる』