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夏生詩集

夜の音楽

作者: 夏生

夜、音楽は


後少しで姿を現すかもしれないほど


その存在を感じさせる


夜に開放的になるのは夜行性動物だけじゃない


音楽だって、明るい時間の喧騒の間をぬって


かろうじて存在しているだけじゃない


夜、邪魔な音が間抜けな空気の行き返りの音だけに


なれば、音楽はどんなに美しい旋律でも確固たる


ものを感じる


夜は音楽によって支配される


抗うことが出来ないほど強く、優しく


心の奥底まで食い込んでいく


音楽による感動は食い込まれた痛みなのだ

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― 新着の感想 ―
[一言] すごいわかりますー 音楽、静かな夜に聴くと心に響きます。
[一言] 最初の一文と最後の一文がとても印象的でした。 強く優しく美しいという音楽が、それでもなんだか怖いくらいの雰囲気を持っていて身に迫ってきました。
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