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第39話 チーティア


 うっ。

 ここは?

 俺は闇の中にいた。暑い。とにかく暑かった。手元にあった剣を振り回す。

 なんだここは。

 俺は確か……うう、思い出せない。

 とにかく、進もう。

 あれは……?

 光、いや雨だ。雨の街だ。

 俺はそこで倒れた。

 目が覚めると湯浴みを済ませた状態でベッドに寝ていた。

 お代はいいそうだ。頑張ってきたのだからと。そうか。それもそうだ。

 俺は頑張ってきたのだから。

 許されてもいいころ。

 俺は静かに眠り続けた。

 逃げているのか? 俺は。

 そうかもしれない。

 だが、いまは、とにかく、体力が限界だ。

 そうなのか? 分からない。

 このままじゃだめだ。そんなことくらいはわかっているのに。

 俺はグリニディケイドを……

 いや、いいんだ。とにかく今は落ち着こう。

 メイドさんが癒してくれるし。

 はあああああ極楽だ。

 これこそまさにチーティアンの宿命。

 それなのに、わかっているのに、落ち着かない。

 くそ。

 何が足りないんだ。

 今の俺に何が。

 何が……

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