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ゾンビ感染島  作者: チップマン
3/3

地獄ですね

抱かれていた人が一斉に倒れた。

抱いていた人みんながこっちを一斉に向く。

口や体には、血がついている。

一斉にホテルに入って来た。


「信司!里沙!ここは危険だ!」

とにかく俺の本能が危険といってる。

「どうした!?」

「ゾンビだ!?」

またもや俺の本能がゾンビと認識してる。

「ゾンビ!?」

「ゾンビ?」

信じている信司と信じていない里沙。

「ベランダを見てみろよ」

信司と里沙がベランダから見た。

二人は振り返って「ヤバイ」と言った。

「ヤバイ」で済む事なのか?


「これからどうするの?」

里沙が泣きそうな目で聞いてきた。

「他の所に行くか、ここで身を潜めるか」

「俺はここに居た方がいいと思う。食糧がないけど」

確かにここに居た方がゾンビに襲われる事はない。

しかし、ホテルには食糧が何もない。

そうだ。

「取りに行けばいい」

「そうか…でも危険だ」

「そんな事言ってたら飢え死にするぞ!」

俺は少し怒鳴りぎみに言った。

「男が弱音はいてどうする」

俺は笑って言った。

「そうだな」

信司が笑って言った。


ゾンビの事件は計画されたものだろうか?

俺たちがここに来るのも計画だったのか?

何よりも用意されたアタッシュケースが証拠だ。

目的は何なのか…

全滅を目的とするのか…

生存者が生き残るかの実験か…


「勇平!」

「!」

「何を考えてた?」

「別に…」


「俺、様子を見に行くよ」

「俺も行くよ」

「信司はいいよ、里沙のそばに居てくれ」

「分かった…」


銃と弾を準備。

よし、行こう。

「勇平!」

「なんだ」

「気おつけろ」


ふぅ~

ため息をついて、扉を開けた。


よし、ゾンビは居ない。

階段に向かった。

ゆっくりとゆっくりと降りる。

「う"ぅぅぅぅ」

うめき声だ。

俺は銃を構えた。

まだ、ゾンビってことが分からないのに、サバイバル好きの本能が…

俺は下に降りた。


そこには、死体と、三体のゾンビが居た。

「うっ」

俺は思わず声を出してしまった。

ゾンビらは一斉に俺の方に向かって来た。

「ゾンビ!?」

俺の想像していたゾンビとは違い、少し早い。

早歩きくらい。

映画とかゲームで、頭を撃てば死ぬ事を分かっていた。

よく狙い…

バンッ

「う"ぅ」

一体目に命中した。

バンッ バンッ

続けて二体命中した。

自分でもびっくりした。

俺にこんな才能があったとは…


出入口を見たが、ゾンビがうろついていた。

裏口から出よう。


よし、居ない。

近くにコンビニがあるはずだ。


行く途中にゾンビがコンビニに向かっていた。

俺は無視してコンビニに向かった。


あれ?人がいる。

俺はコンビニの中に入った。

店員は居ない。

不良っぽい奴らが居た。

「おいっ!ガキ。ここは俺たちのテントリーだぞ。ガキは帰って寝んねしてろ」

周りが笑っている。

だからこういう奴らは嫌いなんだよ。

「外で何が起こっているか知らないのか?」

「はぁ~?てめぇ何言ってるんだ?」

こいつら、外で何が起こっているか知らないのか?

「そういえばささっきホテルに行った、祐二が帰って来ないな~」

「あ"ぁぁぁう」

さっき見たゾンビだ。

「祐二~遅かったな」

本当に気付いてないのか?

「祐二、どうした……う"ぅあぁぁぁぁ」

ゾンビが手に噛みついた。

「祐二、何やってんだ!」

俺は奴らがパニクッてる間に、食糧を慌ててビニール袋に詰めこんだ。

よし、行こう。

「う"ぅあぁぁぁぁ」

いつの間に全員喰われた。

「う"ぅぅぅぅぅぅぅ」

最後の餌、俺に気付いた。

「あぁごめん」

俺は逃げた。

俺はなぜゾンビを撃出なかった?

そしたら犠牲者が出なかったのに…


ホテルが見えた、ゾンビの群れがこっちに向かってる。

ヤバイッ。

あの数はヤバイ。

俺はでかい木に隠れた。

ゾンビの群れが次々と通る。


ゾンビと目が合った。

もう駄目だ…


あれ?

そのまま素通りした。

気付いてないのか?


いや、確かに俺と目が合った。

目が見えないのか?

俺はホテルに走った。

カ~ン

空き缶を蹴ってしまった。


ゾンビの群れがこっちに向かって来る。

「ヤバイ」

俺は急いでホテルに向かった。

ガチャンガチャン

あれ?開かない。

「おい!開けてくれ!」

「無理だ。ゾンビも入って来るわ」

誰だ!?

「まだ間に合う!」

ガチャ

俺は倒れ込んだ。


「ありがとうございます」

「ごめんなさい、すぐ開けなくて」

「大丈夫です」

「私は工藤 夏海」

「俺は二宮 勇平です」

それにしてもゾンビが居ない。

「あの~ゾンビは…」

「来て」

俺は二階に連れてかれた。

「ゾンビが一斉に外に出たの」

「そうなんですか」

よし、部屋に戻ろう…


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