幼馴染にかわいいって言ったらひどいと号泣された
俺には、水樹という爆モテの幼馴染がいる。
そんな水樹は、めっちゃイケメンに告白されたとしても必ずお断りする。
水樹は、とにかく頻繁に告白されるのだが、全く話したことない人からも告白されるくらい大人気だ。
水樹は、告白されてよくへこんでいる。
わたしって…なんなんだろう?って。
話したこともない人が、なんでわたしと付き合おうと思うの?と。
「そりゃ、かわいいからじゃない?」
俺の発言に水樹は、
「じゃあ、蓮もわたしのことかわいいって思ってるの?付き合いたいの?」
と、聞いてきた。
…
「そりゃ…まぁ。」
否定は、できない。
素直にこたえると、水樹が泣いた。
「なんで…なんでよ?蓮までそんなこと…言わないでほしかった」
と。
え…
「あの…なんか、ごめん」
まさか、泣かれるなんて思いもしなかった。
俺は、どう言うのが正解だったのだろう?
「ごめんな、キモいよな。俺なんかが、そんなこと…」
水樹は、泣きながら首をふった。
「ううん…そういうんじゃなくて…」
…
「でもさ、俺はほんとに水樹のこと、すごい人だなって思ってるよ。優しいし、気がきくし」
泣いていた水樹が、パッと顔をあげた。
そして…
いきなり変顔しだした。
⁉︎
ついに…こわれた?
「どう⁉︎こんな顔になっても、わたしと付き合おうって言える?」
「もちろん。見た目どうこうよりも、中身だろ?水樹は、どんな顔でも水樹だろ?どんな水樹も好きだよ?」
……
「なんで…なんで…そんなこと言われたら、わたし…泣いちゃうじゃない…」
すでにボロ泣きの水樹は、もっと大泣きした。
「もうすでに泣いてるじゃん」
「蓮、わたし…そんなこと、はじめて言われた。内面を好きって。蓮は、いつもわたしの側でみててくれたもんね。どんなわたしでも、受け入れてくれるんだ?」
「そうだね。泣き虫なところも、食いしん坊なところもいいと思うよ?」
「蓮…わたし、ずっと蓮といたい。」
「それってプロポーズみたいだな」
「ほんとだ。でも、そう思ってもらえたらそれでいい。返事がもらいたい…です」
「プロポーズされるとは思わなかったな。でも…」
「待って…告白の返事って、すごく緊張するし、不安なんだね…今までみんな、こんな気持ちだったのかなぁ…どうしよう。こわいよ…わたし…初告白でプロポーズして…どうしよう…」
また、泣きだす水樹。
「水樹、俺たち結婚しよう。水樹からのプロポーズ最高だよ。一生幸せにする。ずっと一緒にいような」
「うん。まだ結婚できない年齢だけどね…」
「大丈夫。俺たちなら、結婚できるよ。その年齢になったら、俺もプロポーズのお礼するね」
「お礼?」
「そう、今の俺の気持ちと同じくらい、水樹にもこの気持ちをあじわってもらいたい」
「わかった。楽しみにしてる」
「おう、しててよね」
俺は、泣き虫水樹を抱きしめた。
おしまい♡




