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幼馴染にかわいいって言ったらひどいと号泣された

作者: 猫の集会
掲載日:2026/09/24

 俺には、水樹《みずき》という爆モテの幼馴染がいる。

 

 そんな水樹は、めっちゃイケメンに告白されたとしても必ずお断りする。

 

 水樹は、とにかく頻繁に告白されるのだが、全く話したことない人からも告白されるくらい大人気だ。

 

 水樹は、告白されてよくへこんでいる。

 

 わたしって…なんなんだろう?って。

 

 話したこともない人が、なんでわたしと付き合おうと思うの?と。

 

「そりゃ、かわいいからじゃない?」

 

 俺の発言に水樹は、

 

「じゃあ、蓮《れん》もわたしのことかわいいって思ってるの?付き合いたいの?」

 と、聞いてきた。

 

 …

 

「そりゃ…まぁ。」

 

 否定は、できない。

 

 素直にこたえると、水樹が泣いた。

 

「なんで…なんでよ?蓮までそんなこと…言わないでほしかった」

 と。

 

 え…

 

「あの…なんか、ごめん」

 

 まさか、泣かれるなんて思いもしなかった。

 

 俺は、どう言うのが正解だったのだろう?

 

「ごめんな、キモいよな。俺なんかが、そんなこと…」

 

 水樹は、泣きながら首をふった。

 

「ううん…そういうんじゃなくて…」

 

 …

 

「でもさ、俺はほんとに水樹のこと、すごい人だなって思ってるよ。優しいし、気がきくし」

 

 泣いていた水樹が、パッと顔をあげた。

 

 そして…

 

 いきなり変顔しだした。

 

 ⁉︎

 

 ついに…こわれた?

 

「どう⁉︎こんな顔になっても、わたしと付き合おうって言える?」

「もちろん。見た目どうこうよりも、中身だろ?水樹は、どんな顔でも水樹だろ?どんな水樹も好きだよ?」

 

 ……

 

 

「なんで…なんで…そんなこと言われたら、わたし…泣いちゃうじゃない…」

 

 すでにボロ泣きの水樹は、もっと大泣きした。

 

「もうすでに泣いてるじゃん」

「蓮、わたし…そんなこと、はじめて言われた。内面を好きって。蓮は、いつもわたしの側でみててくれたもんね。どんなわたしでも、受け入れてくれるんだ?」

「そうだね。泣き虫なところも、食いしん坊なところもいいと思うよ?」

「蓮…わたし、ずっと蓮といたい。」

「それってプロポーズみたいだな」

「ほんとだ。でも、そう思ってもらえたらそれでいい。返事がもらいたい…です」

「プロポーズされるとは思わなかったな。でも…」

「待って…告白の返事って、すごく緊張するし、不安なんだね…今までみんな、こんな気持ちだったのかなぁ…どうしよう。こわいよ…わたし…初告白でプロポーズして…どうしよう…」

 

 また、泣きだす水樹。

「水樹、俺たち結婚しよう。水樹からのプロポーズ最高だよ。一生幸せにする。ずっと一緒にいような」

「うん。まだ結婚できない年齢だけどね…」

「大丈夫。俺たちなら、結婚できるよ。その年齢になったら、俺もプロポーズのお礼するね」

「お礼?」

「そう、今の俺の気持ちと同じくらい、水樹にもこの気持ちをあじわってもらいたい」

「わかった。楽しみにしてる」

「おう、しててよね」

 

 俺は、泣き虫水樹を抱きしめた。

 

 

 おしまい♡

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