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詩の目次

「速度の話」 「沈む教室」 「世界滅びろ」

作者: 冬野三月

「速度の話」


何度も繰り返してる

飽きることも今は忘れ


惑っては進む

戻っても道になる


続ける毎日

溶けるように過ぎていく


速度あげて 緩める

振り落とされないバランス感覚


けどこのあと事故る って誰が知ってた

転がる岩のごとく

奇跡のような人生だ と今を噛み締め


誰にも踏み外さない保証はない

風と歩幅を合わせる


正義を振りかざすヤツは疑う

平気な顔して嘘をつく


誰かが積み上げた

道だけに足を着く


終わりと始まり

毎日はただ繰り返しと新しさ





「沈む教室」


子供の残酷さ

ひどい嘘

無邪気な暴力

狭いルール

孤独の住処すみか

光の暴力性

影は見過ごされ

無関心を装う

無視と差別

怒りの行方





「世界滅びろ」


こんな世界滅びてしまえばいい

さっさと滅びろ

消えてしまえ


それでも世界は明日を迎える

僕の思いとは無関係に

昨日はただ昨日に変わる


ああ、そしてまた朝

触れたくもない世界が回ってくる


破壊される心

くずおれる肢体したい

世界滅びろ

恨み辛みで殺される

そんな世界は滅びろ

わめき声は街に消えていく

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