第33話 姉妹とゲーム
「え~ちゃん、お邪魔するよ~」
「う~ん」
ノックした瑠奈にそう返すと、椎名姉妹が入ってくる。
「お邪魔しますね、兄さん」
「いらっしゃい、二人とも」
「これ、一緒に食べようと思って焼いたんです」
璃奈ちゃんのクッキーは美味しいので、これはとても嬉しかった。
「ありがとう、璃奈ちゃんの美味しいから嬉しい」
「え、そ、そうですか、えへへ……今日のは力作なんで、一緒に食べましょう!!」
「だな、飲み物取りに行くけど、何がいい?」
「私も行きます、自分で選びたいので、姉さんはどうしますか?」
「あ、じゃあ私も行く」
そう言って二人で降りて、LUNAとLINAと書かれた彼女ら専用のコップを少し洗ってから渡すと、二人は飲み物を選ぶ。
「私、ジンジャーにしよー」
「私は、これにしよう。 リンゴジュース上に持ってってもいいですか?」
璃奈ちゃんは林檎ジュースを取り出し、母に問う。
「いいわよ~」
「ありがとうございます。 リンゴジュース予備があったら入れときますね」
「ありがとう~」
「それじゃ、最初は私もジンジャーにしようかな」
二人が決まった所で僕もジンジャーエール以外炭酸で飲みたい物がなかったので、それを入れトレイに置き、もって上がる。
「それじゃ、乾杯~!!」
瑠奈が元気よくそういうと、璃奈ちゃんも「お~!!」っとノリに乗っかると二人はこっちを見る。
これはあれだ、僕もやらないといけない感じの様だ。
「かんぱ~い!!」
そういうと、二人は満足そうにして乾杯すると、僕らは璃奈ちゃんの作ってきたクッキーを食べる。
「それ、姉さんが焼いた奴なんです」
「そうなんだ……美味しい」
口に含むと普通に美味しいのでそう言うと、彼女は照れたように「そ、そう? ふ~ん」っと言って照れくさそうにそう言った。
「さて、ゲームしましょうか」
「だね」
少しの三時のおやつを済ませると、僕らはスマホ片手にゲームを開く。
「何にする?」
「う~ん、やっぱりオンラインですかね。 だったらトーテムオンラインどうでしょう?」
「了解」
そう言ってゲームにログインして、ギルドへ向かう。
ギルドは僕と瑠奈璃奈の三人しかいない。
理由は特にはないが、ログインする時は大抵僕等が揃っている時なので別にいいかとなっていた。
「何いく?」
「う~ん、あ、コラボで白鯨討伐ってのやってる」
「メイド二人の服ガチャで出てる!! 姉さん、今こそ残りのガチャチケ全部使う時!!」
「え、うん分かった」
璃奈ちゃんの圧に押され、瑠奈は頷くと二人はガチャを引く。
ガチャは頭髪、上服、下服の三種類を引かないと揃わないという正直鬼畜編成だ。
だが他のガチャとは違って、チケット配布が一週間に一回送られてくるので無課金勢にも優しいガチャだ。
僕らは一年ほどガチャを引いてないので溜めて大使含め計200連分くらいは残っていた。




