第28話 姉さんに相談 璃奈視点
「姉さんに進路相談なのだけど、ちょっといい?」
「ふっ? ほうひた?」
口にウエハースを加えながらこっちに向いてきた。
「鈴谷先生って知ってる?」
「璃奈の担任だっけ? 噂だけど、生徒思いの先生らしいね」
「その先生から進路を変えてほしいって言われたの、学校の為にいい高校に進学してほしいって」
「ふ~ん、それで璃奈はどうしたいの?」
「どうって」
「璃奈は行きたい高校あるの?」
「姉さんの高校に行こうかなぁ~って、ほら兄さんもいるし安心かなって」
「そっか、それならそれいいんじゃない? ほれ、悩み解決!!」
両手を合わせ、終わらせた。
なんというか、姉さんらしいと言えばらしい。
しっかり自分の考えを持っているとか、そこが姉さんのいい所だ。
頭は悪いけど、そういう所を私は尊敬している。
彼女の言う通り、そうしたい方にするべきだ。
「ありがとう、姉さん」
「うん、何かあったらまた私に相談しなぁ~」
「うん、そうするぅ~」
そう言って私は部屋を後にする。
そして、ベッドに寝ころぼスマホを弄りながらゴロゴロする。
(兄さんにも相談してみようかな)
兄さんにも進路について聞いてみるべきだろう
まぁ、兄さんと話したいってのもあるのだけど。
(とはいえ、何て送ろう)
そもそも、こんな夜遅く彼を呼び出して迷惑がられないだろうか?
まぁ一応送ってみるだけ送ってみるころにした。
「兄さん、この後ちょっと会えますか?」
少しして既読が付く。
「それは構わないけど、何か相談?」
「えぇ、まぁ……」
「いいよ、どのくらいで行ったらいい?」
「じゃあ今から30分後、9時でいいですか?」
「わかった」
そう言って家を出て椎名家へ向かう。
とはいってもすぐ近くなのだが。
「急に呼び出してごめんなさい」
「構わないよ、それより相談って何かな?」
「ここでは近所迷惑ですし、少し歩きませんか?」
そうして璃奈ちゃんと街灯に照らされた夜道を散歩をする。
「すみません、こんな夜遅くに」
「別にいいさ、それより璃奈ちゃんも大丈夫?」
「はい!! 一応両親に兄さんと夜デートするって言ってあるので」
「それで、相談って何?」
華麗なスルーをされた。
(少しくらい動揺してくれてもいいのに……)
少し歩き、近くの公園に着き近くのベンチに座ると、兄さんが問いかけてきたので相談事を話した




