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第26話 生徒会の凸凹コンビ 璃奈視点

「小夏、机で寝るなっていつも言ってるでしょ」

「ごめんごめん~、つい眠くってぇ~」


 大きく欠伸をしながらこちらに言ってくる。


「全く」


(せめてこっちで寝ればいいのに)


 近くにソファーがあるのでそこで寝ればいいのではと思う。

 

「何かあったぁ~?」

「何かって?」

「んや、やっぱ何でもない。 ん~!! それで、今日はこの後はどうするの?」

「今日はもうやることもないし、解散かな」

「そっか、り~ちゃんは部活ぅ~?」

「まぁ、その予定かな」

 

 後輩に主将を譲ったとはいえ、まだ来てくださいと言われているので偶に顔出しに言っている程度だ。


「やる気だねぇ~、私には出来ないなぁ~」

「何言ってんの、貴方だって元バド部の副部長でしょ」

「私は仕方なくなっただけだよぉ~、三年は三人しかいなかったしぃ~。 だからぁ~、ちゃんとは違うよぉ~」

「貴方の後輩、貴方が来てくれないから寂しがってたけど?」

「まぁ、立つ鳥跡を濁さずだよぉ~。 それに今の部に私が居たら士気が下がるし、やめといたほがいいでしょぉ~」


(面倒くさい理由にしてるなぁ)


 正直、言い方は的を得てるようで的を得ていない。

 実際、彼女が居て士気が下がることはないと思う。

 彼女はなんだかんだ関西試合の常連なので、後輩からしたら指導してほしいだろう。

 加えて生徒会でも彼女の説明は理解し易いので、指導面においてもわかりやすく理解し易いに違いない。

 勿体ないと思う。

 この自堕落な性格さえ治れば彼女はもっと上に行けるだろう。

 宝の持ち腐れという言葉は彼女の様な人間に相応しいと思う。

 

「それじゃ、私は行くから鍵はお願いね」

「ほいほ~い」


 そう言って私は部屋を出ると、バド部の二年生の部長に連絡をこっそり送っておく。

 

「小夏は今日も生徒会です。 回収お願いします」


 私がそう送ると、「了解です」と即座に返信が返ってきた。

 このままだと、彼女はここでずっと寝ているから。

 下校時間すぎて生徒会で寝ていた前科があり、その時は私がめちゃくちゃ怒られたので、油断している時に送ったりして回収してもらっている。

 生徒会を私物化しているなんてあってはならない事だから。 

 

(さて、練習に行こうかな)

 

 バド部の人に「生徒会の施錠をお願いね」と送って私は練習へ向かうのだった。

 



 


 


 




 

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