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第16話 夜更けの幼馴染

「送ってくれてありがと」

「ありがとうございます兄さん」

「うん、それより時間は大丈夫か?」

 

 璃奈ちゃんが少し落ち込んでいたので一緒にゲームをしていたが、もうすぐ日付が変わる時間になってしまった。


「いえ、両親には説明してあるので大丈夫です」


 そう言ってにこりと笑ってスマホを見せてくる。

 

「なぁ璃奈ちゃん」

「はい、何でしょう?」

「送った時間、電話した時だよね?」


 送信時刻を見ると二人とゲームする前に送られていた。

 

「勘のいい兄さんは嫌いですよ」


 どこかのキャラが言いそうな言葉を璃奈ちゃんなりにアレンジして言い放った。

 ほんとこの子は見た目と普段の言動からこの発言はギャップが凄すぎる。

 

「それじゃ、私達はこれで失礼します」  

 

 そう言って二人が家に入ったのを確認すると、僕は帰路に着く。


(ん? 璃奈ちゃん?)


 彼女からメッセージを読むと、今日の夜にゲームをしようとの事だった。

 まだまだゲームをしたりないという事なのだろ。

 「別に構わないよ」っとそう送ると、「じゃあ、入ったらいってください!!」と帰ってきて了解とスタンプを返し、帰路に着くと風呂から上がるとゲームを起動する。

 

「兄さんやっほぉ~」


 はいると元気一杯に言ってきた。

 本当に元気な子だ。

 

「蓮人大丈夫? 眠かったりしない?」

「大丈夫だよ、瑠奈こそ大丈夫?」

「うん、私は大丈夫だよ!! 明日は練習休みだし、オールできるよ!!」

「オールは身体に悪いから二時までな、え~ちゃんもそれでいい?」

「はい!! 私も明日生徒会があるので!!」


 璃奈ちゃんは生徒会役員の現会長であり、部活動と両立している頑張り屋さんなのだ。

 そうして僕らは椎名姉妹とゲームを始める。

 

「兄さん、ここに一部隊いるかも、いや、こっちかな? 両方警戒しといて」


 璃奈ちゃんは的確に指示を出す。

 ゲームとはいえ、もの凄く戦いやすい。

 

「敵いた!? うわぁ!? 何だお前!!」

「姉さん、近所迷惑」


 瑠奈の奇声を璃奈ちゃんが窘める。

 二人を知らなければ、画面越しだと姉さんという言葉がなければ確実に璃奈ちゃんの方が年上に思うだろう。

 そうして二人とゲームを続けていくと、深夜二時になる。

 

「それじゃ兄さん、今日はありがとう」

「え~ちゃん、夜遅くまでありがとね」


 そう言って今夜のゲームはお開きになった。

 そうして僕もゲームからログアウトすると、僕は就寝の準備を済ませベッドに潜り眠りにつくのだった。



 


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