第15話幼馴染み姉妹と朝食
風呂から上がりリビングに向かうと、璃奈ちゃんは髪を乾かし瑠奈は朝食を作っていた。
「あ、兄さん髪の手入れお願いできる?」
「あぁ、構わないよ」
櫛を渡され僕は彼女の髪を梳いていく。
「結構伸びたね、髪」
「そうなんだよ、結構伸びて手入れが大変で~」
「髪切らないの?」
「う~ん、そろそろ切ろうかなって思ってる」
「私と同じ髪にしたら楽なのに」
「お姉ちゃんと同じにしたら兄さんにしてもらう楽しみがなくなるじゃない」
「ふふんっ♪」と勝ち誇った顔をされてもどう反応していいか困る。
「姉さんも伸ばしたら? そしたら兄さんに髪を梳いて貰えるよ?」
やってもらう前提かい。
「伸ばさないわよ、もあえ~ちゃんもあんまり璃奈を甘やかさない」
なんで僕も怒られたんだ?
理不尽である。
そんなこんなで瑠奈は調理を済ませ、髪の手入れを終えた僕と璃奈ちゃんは食卓へ運んでいく。
「いただきます」
「「いただきま~し」」
毎回思うのだが、なんでしなんだよ。
この姉妹は何故か家では食事の前のいただきますをいただきましというのだ。
意味が解らん。
「お姉ちゃん、しょうゆいる?」
「大丈夫、英太は?」
「欲しいかな」
「兄さんマヨネーズは?」
「大丈夫だよ」
そう言って醤油を冷蔵庫から出してこっちに持ってくる。
「はい、どうぞ」
「ありがとう~」
そんなこんなで朝食を済ませ、互いに出る準備をする。
皿洗いを済ませて乾燥機を掛けて僕も出発の準備をする。
アイロンかかってる……。
制服が皺ひとつなく、立掛けられていた。
きっと昨日璃奈ちゃんが洗濯物をアイロンがけする際に掛けていてくれたのだろう。
本当に気が利くいい子だ。
そうして部屋をでて二人と合流して家を出る。
「璃奈ちゃん」
「なんですか?」
「くっつきすぎじゃないか?」
家を出てからというもの腕を組んで歩き出した。
くっつきすぎというより密着している。
甘えん坊もここまでくれば周りの目もあるし、流石に勘違いされてしまうので言わざる負えない。
「兄弟だからいいの!!」
「いや、兄妹じゃないから」
家族みたいなものなだけで本当の兄妹ではない。
っというか当たってるから……。
一応思春期男子だからね?
「仕方ないなぁ」
そうして璃奈ちゃんは僕から離れると、いつもの分かれ道に着く。
「それじゃ、姉さんをお願いします」
そう言って手を振り僕らの向かう反対側の道を歩いていった。
今回の話はいかがでしたでしょうか?
おもろかったなら幸いです。
ブクマ・評価の検討の程、どうかよろしくお願いします。
取り敢えず今日は眠いので、もう寝ます。
おやすみなさい。




