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第12話 楽しい時間と負けず嫌いな彼女

「私の勝ち~」

 

 第一週目は璃奈ちゃんが総合一位になった。

 

「璃奈、本当に性格悪い」


 瑠奈は頬を膨らませながらそういった。

 彼女のいう事もわかる。

 彼女のやることは全て効率的で狡猾な戦い方だ。


「そんなの、知ってるわよ。 何を今さら」


 開き直ったよこの子。

 清々しいくらいの清々しさでそういい放った。

 ほんと、見た目とギャップが凄まじいな。 


「二人とも、豚まんとお菓子いるかしら?」

「「ありがとうございます!!」」


 母が入ってくると二人は愛想よく返事をする。

 そうしてなんだかんだ数時間が経ち、外が茜色に染まっていた。


「瑠奈、璃奈、晩御飯食べていくでしょ?」

「わぁ~、いいんですか!?」

「構わないわよ」

「でしたら両親には私から連絡しときますね」


 璃奈ちゃんはそう言うと、電話を掛ける。

 

「あ、お母さん? 兄さんの家でご飯食べてかえってもいい? うん、うん、わかった。 OKだそうです」

「それじゃ、ご飯までごゆっくり」


 そう言うと、璃奈ちゃんが立ち上がる。

 

「私も手伝います」

「ゆっくりしてていいのよ」

「いえ、流石に悪いですから」


 そう言って二人は下に降りていく。

 璃奈ちゃんが行ったので、僕と瑠奈が二人きりになる。


「他のゲームやるか?」

「何があるの?」

「……これとこれとこれ、他にはこれかな?」

「う~ん、どれもピンとこないな……そうだ、こっち久しぶりにやらない?」


 そう言って彼女はスマホを取り出す。

 彼女のやりたいゲームは恐らくだが、FPSゲームだろう。 


「久しぶりにやるか」


 そう言ってゲームを起動し、約二週間ぶりにログインをする。

 

「本当に蓮人は私達が誘わなかったら、ログインしないよね」

「二人はデュオだし、クインテットは四人用だから三人で行くにしても数で不利だし」

「楽しくできれば何でもよくない?」

「まぁ、そうなんだけどさ。 瑠奈はよくやるのか?」

「うん、だけどボイスはしないかな? 変な人が多いって聞くし、特に私や璃奈みたいな女の子は特に引き寄せやすいしさ」

「まぁ、そうだよな」

 

 これに関しては彼女の言う通りだ。

 ネットは不特定多数の人間が入り乱れている。

 加えてほとんどのゲームは男性率が多いので、女性は少ない。

 女性ユーザーという事が回って色んな奴が囲ったり中には住所特定までする輩もいるくらいだ。

 心配に越したことはないだろう。

 そうして彼女と璃奈ちゃんが「ご飯だよ」と呼びに来るまで共にゲームをして楽しんだ。

 

 


  



 









 今回のお話いかがでしたでしょうか?

 それでは次回、また読んでくださると嬉しいです。

 ブクマ・評価をしていただけると作品の自信になるので、していただけると僕が泣いて喜ぶかも?

 それでは次回、お楽しみにしていてください!!

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