☆登場人物(ラストまでのネタバレあり)☆
○ディートリンデ・ミュラー(22)
ミュラー男爵の姪。濃い灰色の髪に、青色の目。
男爵だった父の死後、爵位を継いだ叔父のもとに身を寄せる。いずれ婿を迎えて男爵夫人になる予定だったが、婚約者のクリストフが従妹のエルナを選んだことで予定が変わる。
金貨三十枚と交換で中年オヤジのもとに嫁がされそうになったが、金貨百枚を積んできたバルタザールの妻になった。
十二年前にバルタザールと知り合い仲よくなるが、成長するにつれてパーティーでバルタザールとすれ違うようになり、その際に暴言を吐かれたことで絶縁した。
キビキビと動くクール系だが、詰めは甘いところがある。
案外夢見がちで、可愛いものへの憧れがある。子ども好きで、年下の面倒を見るのが得意。
愛称はディタだが、家族以外ではバルタザールだけリンデと呼ぶ。
○バルタザール・リューガー(20)
リューガー伯爵家の次男。明るい赤茶色の髪に、緑色の目。
騎士団に所属していて、見習いを指導する教官騎士の役職に就いている。明るくて人付き合いがいい人気者で、思いを寄せる女性も多い。
幼少期にディートリンデと知り合い、仲よくなる。だがだんだんすれ違い、心ない言葉を吐いてしまう。謝罪の手紙を送るが、叔父に握り潰されていた。
ディートリンデが婚約者を従妹に奪われただけでなく中年オヤジのもとに嫁がされるかもしれないと聞いて、大金を叩いてディートリンデを妻に迎える。
基本的に明るくて口も達者だが、ディートリンデと両想いになった後はディートリンデに押され気味になり、純情な面を見せる。
愛称はバーティだが、ディートリンデだけバルトと呼ぶ。
○エルナ・ミュラー(17)
ミュラー男爵の娘。ふわふわの銀髪に茶色の目。
ディートリンデの父方の従妹。思わず守ってあげたくなるような可憐な見た目だが非常に高飛車な我が儘娘で、「自分の手は汚さずにほしいものを手に入れる」タイプの悪女。
男爵家の跡継ぎとしてクリストフと結婚できるディートリンデを羨み、クリストフを誘惑して恋に落ちさせる。作戦は成功して、自分は男爵夫人になってディートリンデが中年オヤジの後妻になるだろうと聞いて歓喜した。
その後、ディートリンデのやってきた仕事を任されるが全くできず、クリストフからも愛想を尽かされかける。ジルヴィアをそそのかしてディートリンデとバルタザールを嵌めようとするが、失敗。父親もろとも追放される。
○ミュラー男爵
エルナの父親で、ディートリンデの父の弟。
兄が死んだことで男爵位が転がり込んできた。兄には一応気を遣いディートリンデを男爵夫人にするつもりだったが、娘とクリストフが両想いになったのをいいことに、ディートリンデを中年オヤジに押しつけようとした。
娘がジルヴィアをそそのかしたことで処分を受け、娘もろとも追放される。
エルナがああなったのは、基本的にこの人のせい。
○クリストフ・トイファー
王都の豪商・トイファー家の次男坊。
資金難のミュラー家に婿入りすることになっていた。元々はディートリンデの婚約者だったがエルナに誘惑されて、「エルナと結婚できないのならミュラー家に婿入りしない」と言いだしたことで婚約相手が変わる。
被害者ぶっているが実際ディートリンデを酷使していたしエルナにも薄情になったしで、直接事件には関わっていないがろくでもないことばかりしている。
○ジルヴィア・フレーリヒ(14)
フレーリヒ子爵家令嬢。黒色の巻き毛に、紫色の目。
非常に愛らしいが我が儘。バルタザールに恋しており、「いつかバーティ様の妻になるの」と言って回っていた迷惑なお嬢様。当然ディートリンデを敵視し喧嘩を売りに来る。
仲睦まじげなバルタザールとディートリンデに嫉妬して、擦り寄ってきたエルナの甘言に乗ってディートリンデを誘拐させる。だが途中で良心を取り戻してバルタザールに泣きつき、ディートリンデの居場所を吐いた。
根は悪い子ではない。その後はしっかり反省した。
○ヘルベルト(30代前半)
リューガー伯爵家の使用人。
元々リューガー伯爵の小姓の一人で、バルタザールが屋敷を持つようになってからは執事としてバルタザールに仕えている。
バルタザールのことは赤ちゃんの頃から知っているので、ずばずばものを言うし黒歴史も暴露するが、仕事ぶりは優秀なのでバルタザールから信頼されている。
○エトヴィン(18)
騎士団員。癖のある黒髪に、青色の目。
バルタザールの教え子の一人で、活発なワンコ系男子。見習いたちのリーダー的存在で、大人の対応ができるいい子。
ディートリンデのことも慕い、日頃から手を貸したり相談に乗ったりしてくれた。




