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この世界で俺は……  作者: ねこネコ猫
高校編
13/163

閑話(本編とは関係ありません)

本来の更新日は十八日ですが、なんとなく思いついたのでノリで書いちゃった。

(∀`*ゞ)テヘッ

本編とは全く関係が無いお話です。

一部キャラクター性が違いますが、ご了承下さい。

季節は夏。夏と言えばホラーだろう。これは私におきた本当にあった話だ。


その日は明日から連休が始まるという事で夜更かししていたんだ。ネットをダラダラと徘徊しつつ、過ごしていると気になる動画を見つけた。タイトルは『この動画を見たら@※?&$する』というもの。肝心の部分が文字化け?している。まあ、どうせ再生回数を稼ごうと適当に文字打ったんだろ。なんて思いつつも妙に気になってしまい再生してしまった。そう、再生してしまったのだ……。


見終わったんだが、内容は下らない。その一言につきる。ザザーとノイズが走る画面に、変な効果音が鳴っているだけ。ハッキリ言って時間の無駄だった。こんなのに四分四十四秒も使うなんて……、後悔。ふぅ、なんか腹が減ったしコンビニでも行くか。タンクトップにハーフパンツ姿だが深夜だし大丈夫か。財布を持ち、玄関ドアを開けようとしたところでざザザッと変な音が鳴った。振り返ったが、特に変な所は無い。気のせいかと思いドアを開けて外へ出た。


コンビニで買い物をして帰り道。辺りは真っ暗で所々街灯の明かりで照らされているのみ。少し歩いただけなのに汗が滴ってくる。鬱陶しいと思いながらも、歩いているとザザッと変な音が聞こえた。辺りを見回すが、当然そんな音を発生する物は無い。幻聴か?最近仕事のし過ぎで耳がイカれたか?ザザッ……ザザッ……ザザッザザッザザーーー!!!気味の悪い音は次第に大きくなり耳朶を叩く。

恐怖を感じた私は走って、走って、走って急いで家に帰る。だが、音は鳴りやむことはなくひたすら鼓膜を叩く。ハァ、ハァ、ハァ……、ようやくたどり着いた玄関でへたり込んでしまった。クソッ!!なんなんだよ!意味わからねぇ!悪態をつく言葉がひたすら口から零れ落ちる。イラつきながら立ち上がり、居間へ向かうとPCに……ノイズが走っていた。ザザッー、ザザッーと砂嵐みなたいなノイズが。

おかしい……、家を出る前は普通だった。故障した?この短時間で?いや待て、暑さで壊れた可能性もある……かもしれない。取り敢えず画面を消そうと電源ボタンを押すが、消えない。はっ?なんで消えないんだよ!クソッ、クソッ!!なにがどうなっているんだよ!あまりの苛立ちに深夜にも拘わらず大声で怒鳴ってしまった。その怒鳴り声に反応したのかはしらないが、画面に文字が浮かびあがった。『こことは違う世界に行きたいですか?』意味不明なんだが。というかなぜ文字が勝手に表示されているんだよ。頭がおかしくなりそうだ…………。

『こことは違う世界に行きたいですか?』

『こことは違う世界に行きたいですか?』

『こことは違う世界に行きたいですか?』

『こことは違う世界に行きたいですか?』

『こことは違う世界に行きたいですか?』

画面一杯に同じ文字が表示された。なんだ、なぜこんなことになった?必死で頭を回すがこれといった物が浮かばない。

『こことは違う世界に行きたいですか?』

『こことは違う世界に行きたいですか?』

『こことは違う世界に行きたいですか?』

『こことは違う世界に行きたいですか?』

『こことは違う世界に行きたいですか?』

くそっ!いい加減しつこいんだよ!あぁ、行きたいよ!これで満足だろう!!そう言った瞬間俺の意識は途絶えた。


「うぅ……頭が痛い…………」

「兄さんおはようございます」

可愛らしい声と共にドアが開けられた。

「えっと……君は誰でしょうか?」

「兄さん、寝ぼけているんですか? 葵です」

キョトンと小首を傾げて可愛らしく言うが、俺には妹なんていないんですが?そんな俺に構わず葵と名乗った少女は口を開き

「もうすぐ朝食の準備が出来るので居間まで下りて来て下さいね」

そう言い残し部屋から出て行った。


そう私は本当に違う世界に来てしまったようだ。あの動画のタイトル『この動画を見たら@()()()&()$()する』これは『この動画を見たら()()()()()する』という事だった。もう元の世界には戻れないのだろうか?怖い、怖い、怖い。戻りたい、戻りたい、戻りたい。なぜなら、葵と名乗る少女は()()()()()()()()()()()()()()()()で私を起こしに来たのだ。異常、狂気、頭がおかしい。ふと床を見ると、血と一緒になにかの肉片が落ちていた…………。私は葵と名乗る狂人に殺されてしまうのだろうか?異世界……パラレルワールドの可能性もある。どちらにしろ、私の辿る運命は悲惨なものだろう。願わくは他の世界線にいるであろう私は幸せになって欲しい。そう願いながら、居間に降りて行った。



これは私におきた本当にあった話だ。この後私がどうなったかは想像に任せる。だが…………いややめておこう。君とはまた会う事は無いだろうから。


いかかでしたでしょうか?

なんちゃってホラー話でした。

最後の下りはどうなんでしょうね?

本編の主人公は並行世界の私だったのでしょうか?

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