2 ユートピア
また、明日このくらいの時間に
大地繋がる世界にはユートピアが、存在した。
だか、その多くは国民を集めるための嘘であったり、こじれ話や悪戯、最悪なのは死の世界であったりした。
その為世界では多くの無辜の民が、目指し道半ばで死すことも、ついて望まぬ結末を迎えたものも多くあった。
勿論、生きたものたちの中には自分自身のユートピアを見つけるものもいた。故にあながち嘘ではなかったともいえよう。
今、私は一つのユートピアを見つける。
同好の士が集い、死が救いと歌わず、虚にて民を誘うことなく。生きてその場に降り立っている。
この世界は暗くて、輝かしい。
画面を目の前にすれば明るく、だか、中の世界のことを考えれば暗くも見える。
誰かが「おーい」と手を振り、読(呼)んでいる。
あっちの奴は、ピンク色した光の中に入って行った。
誰もが、自分の望む世界に魅了されて行く。
私は、私の望む世界が見たく暗闇に文字で光と書き世界を照らし目的の場所まで歩き出した。
何分慎重な性格故に、すぐに到着する。
しかし、熊のようにその場で考える。入場料がとられるのでは?
何か、あるのではと考えて、「えい!」と飛び込んでみた。
ご契約ありがとうございます。なんて、文字は浮かばなかった、それどころかすぐ目の前にその週のベスト1が観れる。
題名で飛び込んで見る事も、評価で飛び込みも可能である。
私は直ぐにその世界を理解し、夢中になったのだった。
私はユートピアを見つけたのだった。
ユートピアの住人になる為私は流民からなろう民にクラスチェンジしたのだった。