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宣戦布告
世界は弱肉強食だ。
醜くそして美しい。
だって何かを失えば何かを得られる合理的な社会だから。
でも世界がどんなに平等を気取っても,世界だって何かを奪うこともある。
そんな世界に奪うことを教えられた少年がいた。
これはそんな少年がすべてを奪い続ける話。
『八木沼学園』
この学校は特別な能力を持つ者が選ばれ入学を許される。
特別な学校いや『国家』と言っても過言では無い。
この学園では強く上手く能力を使えるものが上に、
弱くスキルが使いこなせていないものは下に、
そう本当に小さな国家なのだ。
そこで入学したての我々弱者が僭越ながらこんな宣言をさせていただこう。
『君たち強者は何かを奪われることを経験したことがあるか?ないだろう?
我々1年が丁寧に教えてあげますよ、最高にして最悪の敗北を。』
平和な日常とはほど遠い毎日がここから始まった。
分かりにくくてすいません
次回は経緯説明会にします。