伸引と短歌ー種類別版ー
ー 短歌 ー
「ルイーダの酒場じゃねーよ!うちの家」
母親が言った
友人に言った
弟とその友人は
ゲーセンへ
僕はお家でイラストを描く
父親のパソコン突然
フリーズし
池田亮司の曲みたいだ
伸引と
短歌を書いているけれど
山程残る頼まれた事
「良いネタが思いついた!」と
つい口に出してしまい
怒られちゃった…
飼い猫は
寝てる父親の脚の中
如何やら其処がお気に入りだ
桜並ぶ
家の近くの道が今綺麗に白く
空を染め上げ
グラウンドに
早速花見来てる方おやいました
小さな子供
あらそこに
若い桜の木を見っけ
五尺でも花美しい儘
モンキチョウ
何処行く其処行く
ヒラヒラと公園の中可愛く飛んで
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両親に
「初給料貰ったら焼肉奢って☆」
…うんいいけど
コストコで
僕は只々買ったもの運んで詰める
汚れ仕事さ
こんなにも大きな店だから
若し迷子に為れば
もう大捜索
砂漠の中
ダイヤ探すかのように
コストコの中欲しいもの買う
母親がホットドッグを落として
スタッフ代わりの
あげた温もり
家の中でもバイクの音
耳にして
青春してるそう和む僕
散策で撮った写真に
イラストを一心加える
作者の闇
消防車の音に反応
窓を見た
どこで火事が起きたの今は
アウスの「ヘッドホンガール」
聞いてたら少しウルっと
勝手に思う
はぁ僕は
所詮石川啄木の皮を被った
ただのガキ哉
「花束をありがとう」の曲
何故いつもラジオから
耳にしているのかな
母親が僕の為に
ハンバーグを作ってくれた
此れも愛哉
そう言えば
もう終わったなうごメモのサービスやらが
今更だけど
マイピクを
誘われ僕は取り敢えず「なろう」となった
コミュ障だけど
久しぶり
制服着込み稍気辛い
一寸大人なった気がした
鮮やかな田舎の駅前
目に映り
君も一段成長した?
…嘘だろ?!
上履きない事今気づく
学校の中スリッパで行く
微かにと切られた桜花を咲き
無理をするなよ!
僕もだけどね
平凡と日々を過ごして
平凡と日々が閉じてく
退屈な日々
愛らしい蒲公英の道歩いてく
春風当たり
共に涼しむ
片喰の
黄色い御花眺めたら
星の輝きように風揺らぐ
飼い猫が鳴いてて
僕は撫でつけて
共に和んでいた土曜日に
静かなる大安に僕
ベランダでマックスコーヒー
飲み干したけり
眠れずに暁見てた
日曜日
寂しさに僕少し鬱気味
扇風機付けるも皆毛布寝り
やはりまだまだ
凍える春ね
友人等チンチン侍やり合って
直ぐ盛り上がり
直ぐ静まる
ボロネーゼ
嘗てトラウマ生み出すも
今じゃ美味しく食べれるように
夕食を済まして
甘いヨーグルト
一口頬張り幸せだな
早速も
キャスター付きイスで遊ぶ友人達を
眺めて笑う
「弟や!」
「あの人君の弟か?」
入学式に友人が言う
歩いても
アメリカフウロ目に映る
道端でも街路樹にでも
家の庭
大きく育つ八重桜
風に揺られていと美しく
バスの中
蜂は外に出たがって
窓に攀じ登りそしてぶつかる
新しい八高線の車両見た
青空の下
ぼんやり眺め
人の作る作品見ては
僕の作る作品やらが
塵に感じる
図書室で
只々本の背表紙を只々見てた
蜜蜂の僕
弟は
初の学校
バタバタとやってお家で疲れ睡眠
ドクダミの
愛らしい葉の形みて
貴方もロマンチストかと問う
静かなる
教室の窓眺めては
空に漂う雲が淋しい
春嵐
八重桜の花びらが生き物様に
踊り回る
成人になった後の事
考えず頭抱えた
哀れな僕
果てしない空の真上を眺めても
僕の答えは
未だ向こうやら
西友と駐車場を
繋ぐ橋から眺めれば
夜景の福生
「キャトゥセーイ!」「キャトゥセイ」
言い合う友人等
卓球して決めた時言う
コソコソと話したのに
皆にバレて
教室を出て「星になりたい…」
チャッチャッチャ!
電柱の上可愛くと鳴いてた雀
嗚呼癒される
路に咲く
母子草をみて思い出す
「君よ毟られぬように!」思う
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「マリーちゃんを描いてみて」と
言われてて
そんな無茶だと困り顔した
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霧雨で濡れたアスファルト
踏み歩き
日が一心に僕も乾かし
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僕が出す文句に対し
無理矢理と阻止してくる
弟の『待て』
本当の「信頼できる人」とは
何処に居るんだ?
どんな人なのか?
何気なく
人の洟啜る音合わせ洟を啜った
暇つぶしに
弟と僕を比べる
友人等
喋り方も似てると言われ
ブラッドオレンジ皮ごと食べてみた
苦味抑え目
嗚呼美味しいな
ワイシャツを着こなす男子
体育館にてバスケを
仲よく遊ぶ
試みて
僕もバスケをしてみたら
汗も楽しさうんと出る出る
昼下がり
バスの中で運転手
必死に着席呼び掛ける勇気
イラストを描きたいけれど
世の中に虐められてて
今手が出ぬ
快晴の夏日となった
卯月廿日
昼下がりにブレザー蒸らし
花香る
幼稚園の路歩き
子連れた親が懐かしく思う
狭山神社
何と無くと立ち入れて
「学校の平和保つように」
山挟む路に立ってた
狐の出現注意
少し見ていた
ホーホーとクルックと鳴く
雉鳩が電柱にて
歌声披露
ベランダで
夕日見て抹茶オレ飲んで
男らしいと思ってる僕
ガラケーかスマホにするか迷ってて
友人に問うと
「ポケベルだな(笑)」
腕時計をしてると感じ
腕首を覗いた
僕の天然ぶり
友人が
「友を呼んできて」言われてて
この後の事知らずに聞いた
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靄掛かる四月二十四日の空
憂鬱な空
泣きそうな空
大雨に曝される傘
頭当て激しさ思う
ポツパツポロン
弟が
僕の作業服取り違い
恥じらいながら教室へ行く
「本を読む君の姿良いね!」と
無理矢理
写真のモデルやらされ
空見上げ
人生の事考える
ああ清々な青さだったとは!
春野菊
雀色の地に
残雪の様な白さで今日も煌めく
自らのメンタル弱いか
相手の言い過ぎなのか
分からずにいた
次の日が
学校の日だと知ってると
空も気持ちも曇り気味哉
新鮮な太陽に瞳閉じられて
見たい見えぬ
天気よすぎて
やっと僕もスマホ持つ日がやってきた
扱えるかな
まだ心配
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夕焼けに当たる輸送機
眺めては
凛々しいなと勇気をくれた
五月二日
僕の上でピーピーと燕飛んでた
腕白そうに
人の顔描けず
挫折をした僕よ
何時か上手になりたい願う
春紫苑
公園にて
伸び伸びと目一杯咲くは白き獅子哉
スマートフォン
買いに都会踏み入れて
葛藤の日々終に閉まるか
「掌にスマホ持てるぞ」
そう呟く弟を見て
頷く僕
ああ僕も
彼らの仲間入りかなと勝手に思う
五月三日に
ファーウェイを弄り
初期の設定を一心になり
興味連々る僕
容量を恐る恐ると確認し
「使い過ぎてない?」
ドキドキする
瞳閉じ
彼に託して髪切られ
瞼開けたら良い感じかな
人だかり
嗚呼人だかりする温泉
矢張り連休こんなもんか
子供の日
他の家ではワイワイと端午楽しむ
僕はモヤモヤ…
弟が腹を立ててる時
彼が標的に見え
憎悪感じる
― 自由律短歌 ―
~ 五也短歌 ~
「ソフトクリーム大きいが大丈夫なの!?」
親が言う
平気だよ
亜米利加風露咲く道を一人で歩く
「独特ね」
そう思い
ナガミヒナゲシ
見ながらと歩いて帰る
美しき雑草や
アロンアルファで
修正もすぐに壊れた
ハンガーを買わなきゃな…
灯台躑躅香る道
其処で歩くと
甘く身を包み上げ
薺、酢漿草
相談に乗ってくれるか?
今僕は辛いんだ…
小さな畑
鵤二羽よちよち歩く
姿見て惚れた僕
イカルおはよう!
アパートの駐輪場で
テクテクと伸引と
バスを待つ時
弟が頭を掻いた
太陽で塵光る
白詰草が
校庭で伸引咲いた
芝生にて純白に
蜜蜂ブーン
クローバー花粉取りけり
斑鳩は暢気ピー
~上がり短歌~
最後の机、椅子
次の日から
長い机にキャスター付き椅子
タンポポ
太陽の下で伸びる
ぐんぐん育つ活発な子やな
~ ギザギザ短歌 ~
深夜の風強く吹く春
便所の戸
カタカタ…
~ 完全定型無条件自由律短歌 ~
淋しく
春風当たった
僕やら
~ 同音短歌 ~
遅れてくるバスを信じ
ベンチ座る曇りの下
彼を信じ