自由気儘に(短歌集)ー種類別版ー
― 短歌 ―
電柱で雀一匹鳴いていて
独り言かな?
あら呼びかけだ
平昌でオリンピックだ
何やるか
僕はスノボー今気になるな
裸木のモミジに留まる目白たち
チュチュチュチュチュチュチュ…
愛くるしいな
抹茶色の鳥たちは今
激しくと鳴いては飛んで…
喧嘩は止めて!
休日の小さな旅を
楽しんで
冬の風に遊ばれ歩く
サーバルや!
アハハキュートでクールだな
早く写真を撮らないとな
鮮やかな翼を持った
その鳥に見取られて僕
暫く見てた
スイスイとお池を泳ぐ
フンボルトペンギン眺め
しばらく眺め
白山羊の短歌書きに戻ってきた
草をムシャムシャ
遠くでメェー
烏骨鶏
うわ~フサフサですやんけ
フサフサやんけ!真っ白やんけ
テクテクと
歩くレッサーパンダに
一目惚れした嗚呼可愛いと
毎日
誰かの悪口耳にして
息絶えさせる又は聾者なりたい
バレンタインデーの朝にチョコ貰う
一つはクラスの子
もう一つ男子
朝の空
遠くの山迄クッキリと目に映るよ
青梅の景色
自閉症
そんなハンデを抱えても楽しく生きる
そう決めた筈
3次元の世界辛く
感じてて
皆に「不要」と思えば絶とう
未だ知らぬ
僕のイラスト
本当にベスト尽くすべきなんだろう…
啄木のように自由気儘にと
生きていたいな
堂々として
彼の顔さえ恐怖感じ
逃げ回り
これじゃ毎日鬼ごっこだな
校庭に
雪解け冷えて冰成り
皆で辷って遊んでいたよ
無残にも
酷く切られた桜の木
ねぇ春迄に綺麗なる哉
遠吠えをする様に鳴く
電線に留まる烏を
気にして走る
二次元も三次元も
上手く行かず
輝ける場所見付からずいる
静かなる
黒の箱にスヤスヤと眠る心算だが
如何思うかい
絵を描いて
褒められ「次も描いてやる」と
勇気付けられ照れ臭くなり
連絡帳書き忘れ今忙しく
金曜の事
思い出し書く
便所の蓋はせめて閉めてくれ
電気代掛かるし
雰囲気悪い
完全に
僕のコースが社畜だよ!!
厳しすぎて心ボロボロや
浅葱色染まる空見て
良い日だと
一寸幸せと心思う
「あらま君、仕事の希望変わったの?」
否違うんだ!
偶然なんだ…
僕の居ぬ
教室嘸かし楽しいか
存在さえも消えつつ日々
押印を「おしいん」と言った
此の恥を忘れずにいる
引き摺っている
夕焼けに
烏鳴き合い飛び廻り
此の世の終わりらしく思った
癒えぬ傷
誰に頼れば良いのかな
極秘な悩み漏ればもう駄目
「ノー勉」と
言わぬ方が安全だ
もし落ちたなら其れも黙ろう
「僕何時かビッグに成りたい」と思うが
どうせ皆は
鼻で笑うよ
雲、雲、雲、雲、雲…
朝見ても昼見ても空は鼠色だな
噫憂鬱感じる
ニャンニャンニャンニャンニャンニャンニャン♪
ニャンニャンニャンニャンニャンニャンニャン…
可笑しな短歌
灰交じる小雨降らすは霙哉
此の儘待てば
ラメかシャワーか
2÷3
これで地獄の始まりだ
無限に続く点以下の「6」
うわぁああ!!!!!
不意に投げた
卓球のボールが窓の隙間入り騒然
喧嘩を売ってしまった
僕がいる
黙って見てて悪かったなっ!!!
下の子に泣かされるとは
情けなく感じ思わず
死を願ってた
放課後に
校庭走り遊んでる
小学生の声聞き歩く
公園に
割られた修正テープ見て
これが僕の末路なんだね…
毎日が
退屈な日の塊と思う頃多い
忘れ物が
言い訳を無理矢理言ってる
子供らの気持ちが分かる
今がそうなの
ブッカブカでビッチビチな
作業服を
レンタルしては洗わせるかな
友人の誕生進物
水数本
これがクラスの恒例行事(?)
無くなれば楽になれるの
殺意さえ
恨みが強く僕を絞めてる
「明日やれよっ!」
決めつけられて怖くなり
真のゲームはここからだった…
学校も
自宅も嫌になり空の国行き切符
欲しがるばかり
彼の声
彼の姿も見たくない…
「彼恐怖症」そう名付けた
薄花に染まる天気や
青梅市の学園の窓
眺めていたら
浅見さんの顔に落書きされていて
今日も平和と
苦笑いする
見上げれば
新橋色に染めあげた
箱根ヶ崎でぼんやりしてた
花粉症と闘い乍ら
歩いてく
何の花粉か知らず登校
命無いボールペンを
一心にインク出そうと
試し書きする
嘘だろ…
友人顔に落書きを有るか儘に
廊下を歩く
面談で
痛い所を言われ僕赤面をする
手直さないとな…
まだ知らぬ
僕の短歌とイラストが
せめてゴッホの様になりたい
「トゥルルルンタラッタラッ」と
バス車内
響く子供の口遊み聞く
口遊む子供の首に
ヘルプカード
それ気づき僕何故か納得
梅の花
小雨に濡れて一段と白く煌めく
仕事中見た
メモ帳に変な絵を描き
見せつけて失笑させる
恐怖の技
白銅の空眺めて
心まで白銅染まり
退屈な日に
自由律短歌書いても
世の中は
普通の短歌ばかり向いてる
幽かに聞こえる帰りの音楽が
小雨の中で
寂しく流す
雨降りのハクセキレイは
元気よくテクテク歩く
嗚呼可愛いな…
小路にて桃に染まる弥生の梅
惚れて眺めて
バス停向かう
洟啜る音が日に日に
増えてゆく
これが春の恒例行事か
日照を背にし心を和ませて
弥生の空気
マスク超しに感じ
貴方より
もっとポジティブなりたいな
如何すれば僕明るくなれる?
ビル、ビルと山、山、山と
雲、雲と空、空、空と
清々しくと
音楽が絶え間なく流す
アリーナで
3送会の練習する人ら
4時半の太陽眺めて帰る道
「君も孤独か?」
一人で思う
電柱をずっと眺めて
暇潰す
話し相手が朝からいない
「君何時の間にか居たの!?」と
女子が言う
やっぱり僕影薄いのね
デコポンを
皮ごと食べる僕がいる
苦いけど癖になるなこれが
暇なのに何もしたくない…
もう嫌だ…
死を願ってた昼休み中
どうせ皆
「死にたい」言えば「勝手に死ね」そう返すだろう
信用できぬ
父親がダイエット中で
パソコンの部屋で食物
持ち込み禁止
柄の捥げた傘差し歩く
霧雨の中で握って
凌ぐ悲しみ
白板に描いた猫の絵
まだ残る
描き直すべき?其の儘すべき?
窓見れば
濡れた風景目に映る
其れでも鳩はゆったりしてる
春雨の雲しか見えぬ
三月八日の空は
憂鬱の涙
春雨が来て
パラパラと僕の傘鳴る
白銅の空の下
楓の木
見ようとメモ帳ずぶ濡れに
滲む滲むよボールペンの字
ザーザーと
車通ると鳴り響く
飛沫撒きだし濡れた道進む
また君か
小雨の中でゆったりと電線に留まる
鳩一羽が
「君ったら面白い奴だな」
僕の言う
言葉自体が可笑しいのか?!
この環境
中々慣れぬ
此の儘じゃ押し潰される運命哉
先生が来るの待つ間
卓球をする友人等
もう呆れたわ
保健にて
友が下ネタ連発し授業妨害
先生キレる
友人が冷たい手を
僕の背に猥らと触った
更衣室にて
牛乳を飲んでる時に
笑かして
吹かせようとしてた友人等
不定期に僕の家来る
弟の旧友ゲーム機
弄って遊ぶ
寝室で
・・・な絵を描いていた
こんな年だがやれるもんだな
父親が久しぶりにやる
ラグナロク
数年ぶりに困ったりしてる
年月経ち
まだ傷残る
東日本大震災を忘れぬように
午後3時24分
弟はまだ昨夜から
ぐっすりしてる
ギンギンと
輝く春の朝日が手摺りに照らし
眩しく伝え
アパートで雀とバッタリ
「あ、お早う!今日は何処行く?」
答えず飛んだ
月曜の朝からやる気出てこない
家帰りたい…
死を願いたい
僕の上
卓球ボール飛び交って
時に人に当たることある
友、他人の尻を触り笑ってる
…お前ホモかよ
マジ卍やん
白梅の咲き誇る庭
眺めては
一つ一つと綺麗に開く
女子と行く
会社見学歩く時
後ろとの距離気にして小幅
西東京バスに揺られて
河辺駅へ
何故か思うの懐かしいなと
両端に
スマホを弄る人が居て
羨ましいと思った僕は
新青梅街道走ると見える店
猫をモチーフ?
其れともなんだ?
水曜日
小児療育行った僕
何をするのか見当付かぬ
「そのリュック小さいから買い替えよう」
長年ずっと
気に入ったのに
取り敢えず
子供に手振りしてみたら
笑顔生まれて場が和んだな
一年後の僕宛てに書かされる
授業の一環
仕方ないからとタメ口に綴る
牛タンを
味付けなしで食べてても
歯応えも味も既に墨付き
牛タンを食べた後に
お菓子つまみ後悔した
嗚呼勿体無い…
清々と晴れているのに
降るよ降る
杉花粉が邪魔してくるよ
やらかした
「忘れた」と言いつけたら
「忘れるなよ」と決めつけられた
勇気出し
正直言うとやりたくないだから誘うな
と言えたならばな…
もう命足りない程の
恐怖さを
抱えて夜を過ごす破目哉
蒲公英は
未だ葉っぱしか見えないな
美しき花咲くは何時哉
トラウマに
なった人間の数だけ
尊敬をする人間がいた
先生に
強引的なお誘いの事を話して
再発防ぐ
「吉川」の筆箱置かれた
「古川」の机を見ては
仕方ないねと
お前とは
同じ障碍児なんだから
一緒にやれるよね?と強いられた
「こんにちは」
そういうも誰も返さない
それでも僕は挨拶をする
「ゲームが駄目なら動画は良いんだろ?」
そう言われるが
違う、そうじゃない
「ハック↓ショー↑↑↑!!!!!」
外で響いた僕の嚏
逃げ場もなく赤面をする
卒業式
僕は黙って座るだけ
先輩との思い出とかは…
オオイヌノフグリよ君は
その名前嫌ではないか?
恨んでないか?
「障害を持って悔しく思ってない?」
…別にそんなの
気にしてないよ
やwっwべwーwよwww
レクで僕は勝っちゃったwwwマジ嬉しいわwwwww
…ごめんなさい
小雨降り桜の小枝輝いて
蕾の赤み
より美しく
ガガガガガ…
ゴゴゴゴゴゴゴ…
教室の外で轟く道路工事が
卓球とテニス合わせた
「タニス」を
クラス全員で楽しくやった
裸木が春に向けてと
色付けを一生懸命
鮮やかにと
バス停の予定表変わり
焦る僕
四月から時間もっと意識
おお洟がムズムズするぞ!
あの絵はまだ間に合うぞ!
そんな気がした
何と無く
連鶴を折る
教室で一人寂しく一心になる
恐ろしい…
友の被害妄想が
こんなに酷くなってゆくとは…
あら土筆
おやこんにちは!
すくすくとのんびり育ち天まで届け!
のんびりと歩いていたら
バス乗れず
嗚呼これが僕の人生なのか
重い鞄
背負い人気のない道を一人寂しく
歯を食いしばり
涙堪え
自分に鞭を入れ歩く
進むごとに死を願ってた
雑草のように
僕は見捨てられるように感じる
学校では
あらやだわ
暴走族を見掛けたよ
今もチャラさは現存中!
― 自由律短歌 ―
~ 五也短歌 ~
ジェラルドやべぇ
同い年なのにレベルが高すぎる
参ったな
シマハイエナだ!
フサフサや!
かっこいいけどかわいくも思えるな
ワライカワセミ
今日は鳴く気配はないな
どうしたの?…まぁいいや
『何処かの風が髪揺らし体涼しむ』
そんな詩を
書いてたな
この苦しみが
一瞬で無くなる手さえあったなら
嬉しいな…
『僕の世界』は
ユートピアみたいなもんさ♪
教えるよ君だけに!
一人図書室
担当が来ぬからやるよ
寂しくと悲しくと
オールバックの
男子髪梳る「…誰!?」
雰囲気も変わるとは
僕の短歌を普くと
存じて欲しい
生前も死後も知れ
「イラスト依存」から今は「名誉依存」に…
噫辛い…
ヘルプミー…
気持ちの波が激しくて
日々憂鬱に
父からの感染か
飛行機雲の先探り
遊んだ昔
窓眺め思い出す
「野獣先輩俺説」と
唱えられてて
…全然と似てないよっ!
ハーキュリーズの集団を
眺めて帰る
あら今日は練習か
この苦しみをネットにて
かいた昨日
今日はどう?来ているか?
駄目だ思うな
死のう等
まだ早すぎると言ったが考えた
弥生お早う!
今雲に覆われてるが
清々と晴れる筈
「サラダ記念日」
読み上げる図書コーナーのカウンター
待ち乍
静かなるバス
雨の中乗車している
人、人を眺めてた
同じ風景
なのに何故窓見てる僕
暇すぎて気にならぬ
インターネットラジオにて
地元の事を耳にする
ぼんやりと
晴天な空
だが僕は目がまだ痛い
昨日から優れない
オーバーフロー?
何だ其れ?
分からないから家帰りググろうか
大好物な
牛タンの為なら
僕の舌もそうなればいい
車のボディにこびり付く
杉の花粉が
怖いほど黄色いな…
星の瞳が咲き誇る
道を歩いて眺めたら
惚れちゃった
ぺんぺん草の咲き誇る
道を歩いた
嗚呼白く可愛いな
納豆パスタ
母親の愛が満ちてるお料理を
ぱくりんちょ
おお仏の座
小さくもにょっきりしてた
何処迄も伸びちゃえよ
~ 同音短歌 ~
カサカサ…
地面でお針を鳴らすよ
ヤマアラシ
…ビヒャっ!…ビヒャっ!…ビヒャっ!
どうした?
ヒインコ
名誉、名誉、名誉…
駄目だ
辛い
紅き線腕の上
埋まるほど描いたなら
楽だろう
嘘や…
明日は期末考査
そんな…
まだ傷が残ってた
あの時が
トラウマになったのか
今日の空
雲雲と曖昧だ
明日なら快晴か
トイレに籠って
短歌を書いてる
恐怖で
しとしと
降る朝
寂しく投稿する僕
ロッカー室で
友が僕の背卑猥に触り
抱き付き最早ボーイズラヴや…
今日の空雨模様
未だ続く何時続く
この天気
嚏出すも
一人
だから辛い
~ 完全定型無条件自由律短歌 ~
歩いても
歩いても
上見れば青い空
息を潜めて
身を隠して
彼に遭うの控えるよう
POP
振って
遊ぶ男子
急いで
日記を書いてる
僕やら
焦って
ルートを調べる
僕やら
黙って
寂しい道行く
僕やら
ノゲシの綿毛を
飛ばした
僕やら
~ 上がり短歌 ~
おお匂う
匂うぞ
もう直ぐだ動物園
いっそ
宅間の様に皆黙らせたい
赤く紅くと
名札、ハンカチ、作業服
全て忘れて
死を願ってた
嚏御一つ
振り向かれ
次の日からマスク付けよう
まだ出来ぬ早寝が
習慣で
ああなったか?
やっぱり
自由律短歌絶つの抵抗がある
だから続けます
~ 凹み短歌 ~
ヲ゛エ!
止めてよ其歌を!
音痴で辛い!
七年経つも
傷残る
地震の
~ ギザギザ短歌 ~
まだ震え
感じる如月を
身体に受け止めて
~ 逆さ短歌 ~
退屈な日々
弱音吐かずに生きるのか嫌になるけど
息をする
~ 下り短歌 ~
弥生の日暮れ
背にし帰る
太陽は寂しく沈む
~ 盛り短歌 ~
日曜
墓参りしに車を走らせて
お寺へ