イラスト依存(短歌集) -種類別版-
― 短歌 ―
口遊む女子から漏れた
その歌が不協和音で
みんなブーブー
バスケ部で
トラブル起きて朝からとビリビリ怒る
部員の女子が
久しぶり!
クラス全員揃ったぞ!
心で騒ぎ身は静かにと
「密売人」
何故か呼ばれたそのあだ名
ハーブの本を持ってきてそれ
文学か美術にするか迷ってる
何かけばいい?
うむ悩むなぁ…
黄昏を眺めた冬至
思い出す
綺麗さ耐えず撮ったあの頃
昔なら
休日は外遊びだが
今は室内籠りパソコン
暇つぶし
窓の外見るけど同じ風景ばかり
すぐ飽きていき
pixivで
チャットすること楽しくて
何故か孤独を忘れてくれる
あの頃は楽しく待った
クリスマス
今は全然嬉しくもない
ぐちゃぐちゃと
殴り描きしたデッサンを意味なくやって
意味なく自賛
冬休み
明けたら凄く忙しい
現場実習それに修旅
ノートには一応書くよ
小説、詩
短歌は日課だから書かない
今日の
夕方の風稍強く
ベランダ見れば枯れ芒揺れ
「暇だね」と自分に問うと
四コマをやればいいでは?
けど気分じゃない
宿題を
何処でやるのか悩んでて
親戚の家もしくは自宅
ザ・モールでポンポン買った
恥ずかしく猫のを四種
ならば綺麗に
パソコンで
待てする僕の狐たち
待ってろよ今仲間増やすから
外からと
雀の声を耳にして
そろそろ今年終りに近い
バス停で
空見れば白い物体が飛んでいるけど
旅客機だろな
電柱に鵤の集団止まってて
じっくり眺め
じっくり書いて
図書部屋を
整理整頓する弟
ガミガミ言われ頭上がらず
せんべい汁を食べてみる
あらま美味いな
モチモチで淡泊だ
大掃除
苦労してまで清潔に隅までやって
心も綺麗
クリスマス
過ぎたのに樅の灯がまだ光ってた
何故なんだろう
録画した番組見過ぎ
目を痛め
何故か中二のボーズなってく
雀らと共に眺めた
この日の出
寒さに耐えて写真を撮った
暇すぎて宿題やったでも暇だ
パソコンやった
やっぱり暇だ
宿題で命捨てるの
避けたいが
それほど嫌で心地が悪い
裸木に居る雀らが鳴き合って
忘年会か?
擬人化させる
自販機のゴミ箱の横
猫眠る
気付けりゃあれれ居なくなったぞ
寂しさと孤独に耐えて
日々過ごし
猫とたわむり気を紛らわし
久しぶり
この教室の雰囲気は師走と変わらず
凄く煩い
窓ガラス
触れてみれば凍えだす程の冷たさ
これぞ冬かな
空見れば
グローブマスター3見え
何時の間にかずっと眺めてた
冬の風ベンチで感じ
短歌書き
黄昏の中轟音聞いて
電車内
僕の隣に女子座る
年取る度に間が開くだろう
給食を
楽しみに待つ
朝食を食べ忘れた僕一人思う
ジャンパーを
羽織り夕焼け眺めたら
嫌なこと全て忘れれるかな
ここ最近4コマ漫画描いてない…
日時を決め
やるしかないな…
朝休み
耳にするのは愚痴ばかり
綺麗な会話聞こえるは何時
あの紙を見てしまった
あれ以来
決意した僕就職するよ
この暇を
4コマ漫画にぶつけてやりたいけれど
その力出ぬ
羽目外し恥を捨てて
変な絵を一心に描く
変態な僕
終いには
同級生も揶揄ってきて生きる価値
持てなくなった
外漏れる日が床当たり輝いて
清々しいと
今日も思った
友人に
扱き使われて
悲しみに満ちて自殺をしたいと願う
体内の時計狂って
寝坊して
またもや父に車で送って
始まった
地獄の日々がやってきた…
実習、行事嗚呼てんこ盛り
空見れば
チラチラコンコン雪が降る
あらま今日は午前下校や
見回すと雪、雪、雪と
何処迄も雪、雪、雪と
白い青梅市
積もる雪
踏んでも踏むもまだ増すよ
嗚呼大雪よ何時迄降るの?
裸木の
桜の枝に雪積もり
まるで大きな白妙菊に
何だって!?
乗る予定のバス見合わせだ
やむを得ずに自宅待機だ
静かなる会社の中の
静かなる実習生の
僕が頑張る
「…もう嫌だ死にたい」と思う
憂鬱な時を過ごし
直ぐに無くなる
おふざけの二人組居ず
物凄く静かなるとは
彼ら大事や
夕焼けの光で雲の先赤く
染め上げて僕
ちょっと感動
拝島の朝はギューギュー
都会のよう
八高線も西武線も
一週間経つも線路に雪残る
あの時の雪
それ程凄く
随分と
実習先に慣れてきて
手を抜く恐れ近々と来る
偽善人なって生きてしまった僕
一体何に
向かってるのか…
満月が半月、三日月
変えていき
姿見えなくなる時を待ち
太陽の光消えつつ
僅かなる月光ポツリ
指輪のよう
赤い月見た次の日は
眠たくて
本当にあれ見るべきかな
田舎町がこんな白く
染め上げて
関東の地が東北の地に
また来たか
雪、雪、雪と何処迄も
あの時と同じ風景なる
大雪の
青梅線は大惨事
これじゃ山の手と同じじゃないか!
何なんだ!
3DS
持ってきたのに張本人何故来ないの??
コースにて
耳から入る愚痴、愚痴、愚痴
やめて集中出来なくなる!!
「昼休み忙しいからできない」と
嘘ついてた
校則の為
アイタタタ…
首の筋肉痛めたな
嗚呼イテテテテ…兎に角痛い…
ワープロの
試験日忘れかけた僕
はあ弟の劇音見れぬ
子供たちの誕生日会で
父親がライフルで乱射
そんな悪夢今日見た
台湾で大地震起き
モイルさんの安否心配
大丈夫かな…
雀、雀…
ああ^~可愛い雀に
思わず僕鼻血出そうだ
…やり直し
…またやり直し
先生に何度も弾かれ辛きお礼状たち
お前誰!?
ハクセキレイだ俺の名は
調べて知ったあの鳥の名を
ハクセキレイ
今日も何処かで会えるかな
白黒の鳥可愛い鳥
学園の窓から見た
富士山は
やはり天辺純白染まり
柊の垣根眺めて
短歌書き
…一体僕は何してるやら
―――――自由律短歌―――――
~ 五也短歌 ~
師走の晴れた日は心地良く暖かい
但し窓
閉めるべし
帰宅思えば
もしかして僕はイラスト依存症!?
そう思い
「暇だ」と言うが
そんな僕四コマがまだ未完成
早くやれ!
冬の曙
独り見る露草の空
美しく寂しいな
すっかり冷えた二十六
薄長袖じゃ凌げない
冬らしく
畑に雀可愛くとかくれんぼする
チュンチュンと
楽しそう
大晦日向け
イラストに腕っこきする
目を皿に一心と
今年最後の短歌書き
夜を待ってて思ったよ
「寂しいよ!」
明日が終われば学校だ
宿題はあと少しだな
いや待てよ
修学旅行
皆キャリー僕はボストン
嗚呼良いな羨まし
鏡を見ては
じょりじょりの髭を気にする
日曜に剃ろうかな
ウノとトランプ
修旅に持っていこうか
持参する意味果たせ
外降る雪は
バラバラと
綿毛みたいに落ち景色白くなる
わっせわっせと
駐車場にて雪かきをするの見た
ベランダで
そんなの無茶だ!
今日中に
イラスト六つ描け!言われやりました
実習先の社内弁
試しに食べる
ハムハムと鶏旨し
地球の影と月明り
重なり赤く染まる月
火星かな
メランコリーに遊ばれて
命尽きたいと思うの
毎日と
お礼状書き
手を傷め心ボロボロ
…終わったぜ!アハハハハ
3DS預けたい
のに友人が「預けるな!」
…分かったよ
友人ゴメン
ロッカーの鍵取りに行くフリをして
預けたよ
~ 同音短歌 ~
嗚呼今日も何もなく
一日が終わったな
あ、宿題!
国語の宿題
選択方式
…俳句だ!
日に
手を当て
暖取る
すっかり
今年を楽しむ
ああもう18
車
通る風で
寒さ感じ
彼ら為に
買うよ
旅行土産
早く寝る
そう決めたのに何故だ!
今何時?12時だ
首痛いから
あまり周りを見渡せないよ
だから帰りは命拾いだ
~ 上がり短歌 ~
日が
強く照らすも
まだ部屋は冷蔵庫だ
降る
降るよ大雪
気が付けば雪化粧や
雨?
いいや雪だよ!
気が付けばもう止んだよ
ずっと見たいな
紅い月
寒いだから家に帰ろう
まだ痛い
首筋
何時続くこの地獄は
~ 凹み短歌 ~
廿二は冬至だ
さって
イラスト如何しよう
これから
暇な日々
やって来ますな
短歌のネタが出ぬ
やばい
どうする?
何もない日
嗚呼
辛い
~ ギザギザ短歌 ~
何時も通りに
外は晴れ
眩しく寒い
ザクザク
残る雪踏みつく
足跡が残った
こんな
寂しい夜は
何がをしよう
~ 下り短歌 ~
冬の日没
早く沈み暗闇にさせたよ
寂し
~ 盛り短歌 ~
空に
輸送機飛んでいた
思わず見てた
~ その他の短歌 (完全定型無条件自由律短歌) ~
果たして
僕の短歌は
自由か
遊ぶ約束したが来ぬ僕
何時逝く知らず
叱られは知る
太陽が
蜜柑に変わったら
あの合図だな
(逆さ短歌)
お礼状がまだ終えぬのに
行きたいよ動物園に
どうしようか