異世界を救うことになりました
大幅に変更しました。
気が付くと、ただただ真っ白な空間にいた。地面に立っている感覚がなく、自分の体も見えない。
ここはダレ? 私はドコ?
『ここはあなたの精神の中です』
頭の中に優しい声が響いてきた。不思議な感覚だ。お前は誰だ?
『あなた達が世界と呼ぶものです』
世界……?
『はい。あなたからすれば、私は異世界ということになります。私があなたを、私のもとに喚びました』
なんで俺なんだ?
『どうしてでしょうね?』
答えるつもりはない……か。
そうだ、チートとかは貰えないのか?
『そうですね……力を持った者が来るのはもう嫌なのですが……』
力を持った者? 他にもチートを持ってる奴がいるってことか?
『私が喚んだ者たちではないのですが…………では、あなたにはいくつかの特殊な能力を与えます』
どんな能力なんだ? ん……なんか頭ん中に流れ込んでくる……変な感じ。
『さて、もうあまり時間がありません。案内として、私の記憶の一部を持った人格をつけますね。それでは、どうぞ楽しんでください』
仕方ない……か。
『ふふっ、頑張ってくださいね』
俺は再び、強烈な光に包まれた。
次回は案内役が登場します。