表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
射程1センチの運命弾 -the abrasion unto death-  作者: 清水はやと
夢幻 〜 In the Cage "Girl".
1/5

檻と囚人

リメイクにリメイクを重ねて結局エタって、また再開したヤツ。

ここは檻の世界。

この世界には檻しか存在しない。

この世界には彼と彼女しか存在しない。


彼は檻だ。檻は彼だ。

この世界は檻であり、彼である。

それ以上でもなく、それ以下でもない。

彼は檻以外の何者と説明する事はできない。

彼を檻以外の物体と表現する事はできない。


彼は静だ。彼は時間だ。

彼は鋼だ。彼は空間だ。

彼は黒だ。彼は世界だ。


彼女は囚人だ。囚人は彼女だ。

檻に閉じ込めらている者は彼女である。

それ以上でもなく、それ以下でもない。

彼女は一糸とまとわぬ可憐な少女の囚人である。

彼女はこの世界で色彩を持つ唯一の存在である。


彼女は動だ。彼女は肉体だ。

彼女は智だ。彼女は精神だ。

彼女は色だ。彼女は生命だ。


この世界は彼が彼女を閉じ込めるためだけの世界。

何のためだろうか。懲罰か。隔離か。隠蔽か。色欲か。独占か。守護か。

全てが正しい答えである。しかし、それらを一つの言葉で言い表す事ができる。


愛である。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ