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Finis talE ~最果ての地より~  作者: ひつき ねじ
16/20

シャオルーンの章 -16#慣れ切った応酬-(漫画有)

「このままじゃ動けないだろ、とりあえず散髪するからな」


伸び放題の自分の髪を信じられない面持ちで見つめるぼくを前に

血糊を払った剣を腰に収めたヴァンさんは

改めて短刀を抜いてぼくの背後へ宛がうと伸びていた髪をまとめて切り始める

切断された髪は光を失って、周囲が闇に包まれると同時に

真横に光の玉が出現した




                  Finis talE

                ~最果ての地より~


          シャオルーンの章 -16#慣れ切った応酬-




「わ、」


驚いて隣を見ると、いつの間に駆け付けたのか

手の上に光の玉を浮かせたイースさんがヴァンさんの血濡れた肩に

もう片方の手を翳してる所だった

イースさんが出現させた光の玉のお陰で馬車周辺までよく見えるようになる

光で照らされている場所以外はいつも通りの夜闇だ


切られた(ロア)は以前見たものと同じように枯れ枝のような色に変わり

以前と異なる点と言えば細い枝の様にパキパキと音を立てて崩れ始めた所だ

前に髪を切ってもらった時はこんな事なかったのに

でもハッキリしたことはある

馬車や馬が突然動きを止めたのも、ぼくの髪に絡めとられたからだ

髪の延長だったそれは間を置かずして落ち葉や枯れ枝と見分けがつかなくなり

その様子を呆けて見ている傍らでイースさんがヴァンさんの傷の手当てを始める


「先生、傷の治療を」


「これぐらい自分で治せる」


「じっとして下さい」


「問答無用か」


「ほらほら、なにボサっとしてんのゲロチビ

(ほろ)の張替え手伝ってよね」


「いっ!?たたた!痛いですゴールドさん!」


イースさんとは反対側から姿を見せたゴールドさんが

御者台に登ると手綱をしならせて馬を歩かせ始めた

しかしそのまま台に座ることなく

短くなったぼくの髪をひっつかんで無理やり荷馬車の中へ連れ込むと

先の戦闘で散乱した荷物を整頓する事に加え替えの幌を出すよう指示して

御者台付近に居たヴァンの背中を足先で小突きながら

「夜盗の襲撃を受けました」と言わんばかりに悲惨な状態の幌を剥がし始めた


「そこに居座られたら邪魔だよヴァン

荷台から出て、ほら早く」


「分かったから蹴るな」


「先生は手綱を持っていて下さい

ベノン、光はそっちに預けるぞ あと先生を足蹴にするな」


「うっさいな、お前の光導術強すぎるっつってんじゃん

もっとソフトに出来ないワケ?ヘタク早漏租チンカス」


「そういうセリフは痺れない光球を作れるようになってから言うんだな」


「チンケな人間と一緒にしないでくれる?

地種(レイヴメイズ)の導術はテメーらとは格が違うんだよ」


「ほざいてろ、雷しか出せない低級魔族が」


「ァア?だァれが低級だってェ?」


「止めろ二人とも、聞いてて疲れるだろうが」


(・・・)


なんか、皆いつも通りだ

さっきぼくに起こった異常な現象を説明してくれそうな人はいないし

気にしてる素振りすらない、ぼくとしてはもうちょっと混乱してたい所なんだけど

皆がこんなにも平常を保っていられるという事は

ぼくが知らないだけで見慣れた光景という事なんだろうか


(・・・そんなワケ、ないよね?)


もしかしたらぼく、人を傷つけてしかも殺してしまったかもしれないのに。

短く切った(ロア)があんなにも伸びたのだって変だし

その(ロア)が黒く光ってたのも初めて見たし、それまで襲撃してきてた筈の

黒い人たちだっていつの間にか姿が見えなくなってたし・・・

なんで誰も教えてくれないんだろうと思いながら

新しい幌を引っ張り出す時に気が付いた


(あれ・・・透墨がない)


ついさっきまで、大事に握りしめていた筈なのに

既に馬は歩き出してるし、探しに戻れる状況でもない

一応荷馬車の中を探してみたけどやっぱり見つからなかった


(なくしちゃった・・・)


きっと不思議な事が起こって体の自由が利かなくなった時に落としたんだ

あんなに無くさないようにって大事に握りしめてたのに・・・

落ち込みながら、肩の怪我を治療しているヴァンさんにそろりと近づく


「お師匠さま」


「ん、どうしたシャオ」


「ごめんなさい・・・預かってた透墨、失くしました

それと、術布(シュテフ)も取られてしまって」


叱られると思って目を閉じて身を固くすると

返ってきたのは「なんだ、そんな事か」という台詞だった

次いで聞こえてきたのは優しい言葉


「お前が無事なら、それでいいんだよ」


肩を怪我してて動かすのも辛い筈なのに

負傷した側の腕を動かしてぼくの頭を優しく撫でてくれた

色々失敗して、怪我だってぼくの所為で、足も引っ張ってしまったのに

なんでこの人はこんなに優しいんだろう

パルニアおばあちゃんの時は失敗すると厳しく叱りつけられてばかりだったから

失敗してこんなに優しくしてもらえるなんて初めての経験だ


頭を撫でてくれたのだってヴァンさんだけだし

抱きしめてくれたのだってヴァンさんだけ

旅に出て、とても汚い姿をしていたのにまともに接してくれたのもこの人だけだ


そう思うと涙が溢れて止まらなくなる



この人にだけは、失望されたくない



「う、ぅ」


「うん?どこか怪我でもしてるのか」


「ご、ごべんなざい・・・ぼく、足手まといでっ

怪我だってぼくのっ 所為で」


俯いたままぼたぼたと膝に涙を零す

すると「自分を責めるな」と言わんばかりに

頭にトン、と全然痛みの伴わない手刀が落ちてきた


「これは俺の腕が(なま)ってたのが原因だ、お前の所為じゃねェよ」


ヴァンさんは即座にフォローしてくれたけれど

隣で治療しながら聞いていたイースさんはその話の流れを善しとはせず

ハッキリとした口調で否と唱え、厳しい目でぼくを見据える


「先生のその怪我はシャオルーンの責任です」


「こら、イース

お前はまたそういう」


「普段の先生であればこんな怪我する筈がありません

シャオルーン、戦闘中の先生の気を逸らすようなことをしましたよね

覚えがある筈ですよ」


「・・・はい」


術布(シュテフ)を奪われたのも、透墨を失くしたのも

自らの身を守る力が足りなかった貴方自身の責任です

先生に手傷を追わせてしまったことを恥じ入り、深く反省し

このような事態を二度と繰り返さぬよう悔い改め、精進なさい」


「なぁ、そりゃ流石に厳しすぎじゃねェか?」


「教育的指導です、問題ありません

それと、先生はシャオルーンに甘すぎます」


「・・・そうでもねェだろ」


「いいえ、甘やかしています

あまり甘くし過ぎると全身にアマルティア印の高級砂糖を刷り込みますよ」


「どういう脅し方だそりゃ」


「チンカスに同意したくはないけどこればっかりはボクも同意見~

つーかゲロチビ!サボってないで張り替えしろっつーの!!」


「痛ぁ!!」


正座で反省してたぼくの背後から顔を出したゴールドさんに

思いっきり頭を叩かれてしまった

渋々幌の張替え作業に戻ろうとした時

ヴァンさんの手が離れようとするぼくの肩を引き留めた


「お師匠さま・・・?」


「・・・はぁ、全く、少しじっとしてろ」


肩に置かれていた手がそっと首に触れる

どうやら先ほどの襲撃で首を絞められた痕が残ってたらしい

得体の知れない連中の内の一人に噛みついた事も思い出して

改めて自分の胸元の服を引っ張れば、なるほどやっぱり血で汚れていた

早々に首の治癒を終えたヴァンさんが厳しい視線でぼくの身を案じてくれる


「着替える前に怪我してる部分を言え、ほっとくと治りが遅くなるぞ」


「いえ、これは返り血です

首を絞められた時に抵抗して、思いっきり噛みついてやりましたから」


「・・・怖かったか」


「いいえ!怖いなんて思いませんでした!

そんな事よりぼく、お師匠さまに知らせなくちゃって!

お師匠さまが心配で!・・・それで」


「オラァ!!何っ回言わすんだゲロチビぃ!!」


「痛ぁっ!分かりましたすぐやりますごめんなさいぃ!!」


また長話しそうになってゴールドさんの鉄拳制裁が下る

せっかく怪我を治療してくれたのにまた怪我を増やされ兼ねない

ヴァンさんとの話を泣く泣く切り上げて急いで幌の張替えに取り掛かった

ごそごそと作業している間にも盗み見するようにヴァンさんとイースさんの様子を窺う


イースさんが作り出した光の玉はぼくとゴールドさんの作業場所に移動してるから

治療を続ける二人の場所はぼくからすると逆光で殆ど見えない

傷の治療で発生している治癒の淡い光だけが

人影をぼんやりと浮かび上がらせていて

寄り添って見えるその様子はとても親密そうだ


幌の張替えの作業音と馬脚音に混じって微かに聞こえてくる会話も

まるで内緒話するみたいに潜められている

そんな風にひそひそ話されると

つい耳をそばだてたくなるってのが人情ってもので・・・


「もう無茶はなさらないで下さい」


「この程度で大袈裟だ、もっとでかい怪我なんていくらでも経験あるだろうが」


「傷の大小など関係ありません

先生の血を見る度に胸が張り裂けそうになるのです

どうかお願いです・・・先生」


「ならこれからもどんどん張り裂けさせてくれ

遠慮なく、な」


「これだけ申し上げているのにご自重なさる気は微塵もないのですね」


「俺の言を無視しやがった聞き分けのない弟子のお願いなんぞ

聞いてやる義理はねェからな」


「弟子の数少ない実践による成長の機会をみすみす逃せと仰るのですか?

シャオルーンという弟弟子も増えたばかりだというのに」


「俺も腕が鈍ったかな~、こんな怪我をしたのも

月に一度はあった筈の腕慣らしの要素が取り上げられた所為だと思うんだよな~」


「いいえ、今回の先生の怪我はシャオルーンの責任です」


「お前も大概頭が固いな、それが原因とは言えん落ち度が俺自身にもあったんだと

俺本人が言ってんだから素直に聞き入れたらどうだ」


「先生こそ、見え透いたフォローで論点をすり替えるのはお止め下さい

なんと言われようと今後も刺客の対応は我々が行います」


「その所為で俺の腕が鈍って弱ってガリガリのヨボヨボになってもか」


「ええ、先生がどんな姿になろうとどのような病に罹ろうと

生涯お傍を離れる気はありません、ですから問題ありません」


「・・・さっさと嫁もらって身を固めてくれねェか」


「お断り申し上げます」


あけすけで、隠す素振りなんて微塵もない体当たりなイースさんの好意に

ヴァンさんはほとほと疲れ果てた、といった様子だった

内容としては告白に近いそれなのに

二人は互いに火花を散らすような睨み合いをしてて

甘酸っぱい雰囲気なんて微塵もない・・・


イースさんが体当たりの好意なら

ヴァンさんはそれを全力で拒絶してるって感じだ

これまでのやりとりを見ていても欠片の希望すら見出すことを許さない徹底した拒絶

それでもへこたれないイースさんの原動力って一体なんなんだろう


会話に耳を澄ましながら

幌を剥がしてまとめてるゴールドさんの様子を盗み見るけど

とくに気にした風もなく作業を続けてる

ゴールドさんもヴァンさんに言い寄ってる節があったんだけど

あれだけ押せ押せアタック状態のイースさんを前にしても

一切の表情を見せないってことは三つ巴・・・というワケではないのかな

ゴールドさんが本気でヴァンさんを好きだったら黙って見てるなんてしそうにないもんね

それこそヴァンさんに誰かが言い寄っただけで血祭が始まる可能性も、


「・・・あ」


考えてたらとある疑問に辿り着いた

うっかり声を上げたものだから全員の目がぼくに集中する

本来聞きたかった事じゃないけど

ここで初めて浮かんだ疑問内容も気になる事ではあるから聞いてしまおう


「あの、お師匠さまってご結婚されてるんですか?」


「してるワケがないでしょう

むしろ見合いの話が来た時点で私が握りつぶしてます」


いや、ちょっと、なんでイースさんが答えるんですかっていうか

なんでそういう返答を即座に遠慮なくしてしまえるんですか

ほら、ヴァンさん見るからにドン引きしてますけどいいんですかそれで


「えっと、じゃあ心に決めた方がいらっしゃるとか?」


「・・・」


あ、今度はイースさんも黙ってくれた・・・けど

見過ぎです、イースさんヴァンさんをガン見し過ぎです

黙ってますけど代わりとばかりに顔が五月蠅いぐらい訴えてますよ

目は口ほどにものを言うってヤツですか


なんて心の中でツッコミまくってたら

イースさんの暑苦しい目線を至近距離から受けて

再度疲れたように深いため息を零したヴァンさんが

なんともおざなりな返事を返す


「あ~あ~そうだよ

とっくの昔に一生添い遂げると決めた相手がいるんだ

だからイースもこんなオッサンにいつまでも(うつつ)抜かしとらんと

さっさと綺麗な嫁さんもらってくれ」


「それってさぁヴァン、一人しか思い当たらないんだけどォ

ずっと昔に戦場で保護した天人(ル・シェント)の子供の事じゃないのー?」


「そーそー、その天人(ル・シェント)の子供だ

幼児趣味とか言うなよ

立派に育ってりゃ相手は今頃三十路前後の大人なんだからな

俺だって当時は17歳と若かったんだ、許容範囲だろうが」


「先生、嘘はいけません」


「嘘じゃねーよ、こう、ハッキリと求婚されたんだからな

『アナタヲアイシテマス、ワタシトショウガイノ ツガイニナッテクダサイ』ってな」


「へぇ?それでヴァンは了承したワケだ」


「ああしたとも、『大人になったら』とは言ったが、それも現時点では

ちゃーんと条件をクリアしてる、よって俺はソイツ以外と一緒になるつもりはない」


「とっくに死んでるかもしれない相手を健気に待ってるワケだ」


「ゴールド!確証も無いのに決めつけるなといつも言ってるんだろうが」


「だぁって!事実だもの!

人間界に干渉した天人(ル・シェント)地人(メイズ)は例外なく処刑されるんだから!

ソイツだって殺されてるに決まってるね!!」


「と、いうのがゴールドの見解だが俺としては知ったこっちゃない

これで分かっただろう、俺には心に決めた相手がいる

ソイツ以外の恋人も伴侶も結婚も(つがい)もお断りだ」


「・・・」


あ、イースさんが俯いた

これだけハッキリ言われれば流石のイースさんだって諦め・・・いや、

どうだろう、4年も粘ったイースさんだしとんでもない結論出しそうな

気がしてならないのはきっと気の所為じゃない・・・


「心変わりは人の世の常と申しますから」


(やっぱりぃぃいい!!)

全然へこたれてなかった!!

むしろすっごい凶悪な笑みでヴァンさんをロックオンしてる・・・!

イースさんのその原動力ほんと謎なんですけど!

ここまで拒絶されても諦めないって


(理解できない・・・!)


「ほんとお前、頭固いよな」


ヴァンさんもヴァンさんでヤレヤレみたいなジェスチャーして

イースさんの頭をポンポンって優しく叩いてる・・・

そんなやりとりと場の雰囲気でぼくは即座に理解した


(このやりとりと似たような応酬が、既に何十回も交わされてる)


ぼくの推測を裏付けるようにゴールドさんが「毎度ブレないよねー」と呟いた

そうこう話をしてる内に幌の張替えも終わって

ゴールドさんは定位置にしてるらしい幌に上り

柔らかい張りをハンモック代わりに寝息を立て始めた

頭上を見上げながらその過程を確認して

物音に配慮しながら先の戦闘で散乱した車内を片付け終えると

手持無沙汰になったぼくは御者台に座るイースさんたちに指示を仰ごうと

膝立ちのままそっと近づく


「あ の、」


声をかけようとすると同時に、イースさんと隣り合って座っていた

ヴァンさんの頭が不自然に揺れて、まるで吸い寄せられるように

イースさんの肩へとその頭を寄りかからせた

ヴァンさんの背中がうたた寝し始めたと分かって咄嗟に口を噤む


ヴァンさん一筋のイースさんだったら大歓喜しているだろうこの状況

だってイースさんの肩にヴァンさんの頭が乗ってる

体がイースさんに寄りかかってるんだもの、喜ばないわけがない


だけどイースさんは特に取り乱した様子はなかった

手綱から片手を放し、そっとヴァンさんの耳元に手を添えて

導力(ローク)を用いて何かした所でゆっくりとぼくに振り向く


「大怪我を治癒した反動で疲れたのでしょう、起こさないように・・・

シャオルーンも今の内に寝ておきなさい、暫くしたら御者を代わって頂きます」


誰から見てもだらしのない、喜色めいた顔をしているであろうと予想した

イースさんの表情は普段と変わらず冷静そのものだった

はい、と答えながらも妙な違和感を覚えたぼくは無意識に自分の胸元に手を添える


「不思議ですか?」


「え・・・」


目の前の光景に違和感を覚えたぼくの胸中を見透かしたような

イースさんの鋭い問いかけに鼓動が跳ねる


「私の好意をあれほどに拒絶するこの人が

何故こうも無防備な姿を私に晒すのか・・・

不思議だと思ったのではありませんか」


「う、はい・・・変だなって思いました・・・」


「秘密です」


「えっ」


「貴方に教えるわけがないでしょう、秘密です」


「・・・」


イースさん・・・あなたって人は。

勝ち誇ったようなその表情がすごく気に食わない

さっきまで全力拒否されててちょっとだけ、ほんのちょっとだけいい気味だなーとか

思ってたけど今はなんだか物凄く負けたような気持ちになってる


ヴァンさん起きてくれないかなぁ


「何か薬、盛ったんですか」


「人聞きの悪い、私がこの人にそんな事をするワケがないでしょう」


「じゃあ、導力(ローク)で何かしたんですか」


「二度同じ事を言わせる気ですか」


「だって、おかしいじゃないですか」


「おかしくなどありません、これは当然の事象です」


「どういう意味ですか」


「秘密だと言ったでしょう、私と・・・先生だけの」



イースさんはまた、憎らしいほど格好良い笑みを浮かべぼくを見下ろす


『ゴールドさんやイースさんより強くなってヴァンさんを守る』


そんな身の丈に合わないと百も承知している目標を掲げてるぼくだけど

導力(ローク)の技を披露されるより

腕っぷしの強さを見せつけられるより

今目の前で矛盾した現象を目にしている状況にこそ、


その目標は途方もなく遠いのだと思い知らされた気がした



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挿絵(By みてみん)

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