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恋花日記-コイバナ-

作者: 白零志亜
掲載日:2014/01/24

んー、とにかく繋いでおきたい(笑)

ある日俺は告白された。


わからなかった。


いったい何を考えているのか、何が目的なのか。


けれど昔から知っている友人であるのと、自分の意思が弱いがために、その申し出を断ることはしなかった。


できなかった。


"お人好し"


そんな言葉で片付けるには、これはあまりにも行き過ぎた行為であったと、俺は後に嘆くことになる。


×――×――×


会ってみると、わからなくなる。

頭の中は真っ白で、どうすればいいのやら。


×――×――×


ある日、服に手をかけた俺の手をお前は止めた。

"見られたくない傷がある。だからだめ"だと、そういった。

お前にはいってないけど、あのとき俺は少しだけ


不満を感じたんだ。


全部みたい。

好奇心ではなくて、もっと別の何かが俺に意思を持たせた。

全部みたい。全部知りたい。

お前のきれいなところも、汚いところも。

お前の全てを俺に見せて。

俺は決して、裏切らないから。


×――×――×


お酒を飲んで酔っぱらったお前は、どうしてか急に泣き出した。

なるべく優しくその名を呼んで、訳を聞き出そうとしてみても、泣いているばかりで答えない。


泣いている。


俺の肩に頭を押し付けて、首もとに顔を埋めて、嗚咽を時々漏らしながら。

悲しそうに、泣いていた。

俺は何でかそれがとても嫌で

苦しくてどうしようもないから

ひどく小さく見える、お前の体を

全部包み込むつもりで

肩にのっかかるその温もりをかき抱いた。

何を考えているのか、わかったから

安っぽい慰めの言葉もかけられなくて

お前がどんな気持ちでいるのかもわかったから

俺はそばを離れることもせずに

ただ強く抱き締めていた。


×――×――×


会いたい。

少し会わなかっただけだというのに、どうしてか会いたくなる。

守ってやりたい。

そう思う反面、俺の欲望は強くなった。

なぁ

寂しいといったら

お前は俺を

抱き締めてくれるだろうか。

俺はお前のそばにいると誓った。

お前は誓わずとも、当たり前のように俺のそばにいるのだろう?

守ると決めた。

俺はお前を、何からも守ってやると、そう決めた。

けれど

それは、俺だけだろう?

お前は俺を守るとは言わないのか。

お前はそれを望みはしないのか。


×――×――×


いつから俺は、こんなに欲深く、そして軟弱になったんだろう。


声が聞きたい。

お前に触れたい。

抱き締めたい。

温もりがほしい。

あふれでる感情が、何かを引っ張りあげてくる。

俺の話を聞いて。

そばにいて。

一人だと、思いたくはないから。

数えきれないほど

溢れるほどの俺の欲望。

押さえきれない感情を

何処に向ければいいのか

俺にはわからなくて

行き場を失った強い想いを、俺は

ただ、こわばる手で握り潰した。






To be continue......?


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