恋花日記-コイバナ-
んー、とにかく繋いでおきたい(笑)
ある日俺は告白された。
わからなかった。
いったい何を考えているのか、何が目的なのか。
けれど昔から知っている友人であるのと、自分の意思が弱いがために、その申し出を断ることはしなかった。
できなかった。
"お人好し"
そんな言葉で片付けるには、これはあまりにも行き過ぎた行為であったと、俺は後に嘆くことになる。
×――×――×
会ってみると、わからなくなる。
頭の中は真っ白で、どうすればいいのやら。
×――×――×
ある日、服に手をかけた俺の手をお前は止めた。
"見られたくない傷がある。だからだめ"だと、そういった。
お前にはいってないけど、あのとき俺は少しだけ
不満を感じたんだ。
全部みたい。
好奇心ではなくて、もっと別の何かが俺に意思を持たせた。
全部みたい。全部知りたい。
お前のきれいなところも、汚いところも。
お前の全てを俺に見せて。
俺は決して、裏切らないから。
×――×――×
お酒を飲んで酔っぱらったお前は、どうしてか急に泣き出した。
なるべく優しくその名を呼んで、訳を聞き出そうとしてみても、泣いているばかりで答えない。
泣いている。
俺の肩に頭を押し付けて、首もとに顔を埋めて、嗚咽を時々漏らしながら。
悲しそうに、泣いていた。
俺は何でかそれがとても嫌で
苦しくてどうしようもないから
ひどく小さく見える、お前の体を
全部包み込むつもりで
肩にのっかかるその温もりをかき抱いた。
何を考えているのか、わかったから
安っぽい慰めの言葉もかけられなくて
お前がどんな気持ちでいるのかもわかったから
俺はそばを離れることもせずに
ただ強く抱き締めていた。
×――×――×
会いたい。
少し会わなかっただけだというのに、どうしてか会いたくなる。
守ってやりたい。
そう思う反面、俺の欲望は強くなった。
なぁ
寂しいといったら
お前は俺を
抱き締めてくれるだろうか。
俺はお前のそばにいると誓った。
お前は誓わずとも、当たり前のように俺のそばにいるのだろう?
守ると決めた。
俺はお前を、何からも守ってやると、そう決めた。
けれど
それは、俺だけだろう?
お前は俺を守るとは言わないのか。
お前はそれを望みはしないのか。
×――×――×
いつから俺は、こんなに欲深く、そして軟弱になったんだろう。
声が聞きたい。
お前に触れたい。
抱き締めたい。
温もりがほしい。
あふれでる感情が、何かを引っ張りあげてくる。
俺の話を聞いて。
そばにいて。
一人だと、思いたくはないから。
数えきれないほど
溢れるほどの俺の欲望。
押さえきれない感情を
何処に向ければいいのか
俺にはわからなくて
行き場を失った強い想いを、俺は
ただ、こわばる手で握り潰した。
To be continue......?




