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余命宣告された夫を看取ったはずの私ですが、彼は生きて別の女と暮らしていました――残された娘のため、すべてを終わらせます

掲載日:2026/03/29

 余命、半年。

 その言葉を聞いた瞬間、世界から音が消えた。


「……嘘、ですよね」


 ようやく絞り出した声は、自分でも驚くほど震えていた。

 白い壁。薬の匂い。窓の外には、いつもと変わらない穏やかな空が広がっている。なのに、ここだけが別の世界のように感じられた。


「申し訳ありません。ですが、これ以上の延命は……」


 医者――ドミニクは、視線を伏せたまま静かに告げる。その隣で、セドリックは苦笑していた。


「そんな顔をするな、アデル」


 いつもと同じ声。いつもと同じ優しい眼差し。それなのに、その言葉はどこか遠くから聞こえてくるようだった。


「……冗談、ですよね?」


「残念ながら、違うみたいだ」


 軽く肩をすくめてみせるその仕草が、どうしようもなく現実だった。

 足から力が抜ける。崩れ落ちる寸前、セドリックが私を抱き留めた。


「大丈夫だ」


「……大丈夫じゃ、ありません……」


「俺はまだ、ここにいる」


 胸が締めつけられる。――まだ。その言葉が、すべてを物語っていた。

 その日から、時間は急速に進み始めた。


「式を挙げよう」


「こんな状況で……?」


「だからだよ。最後くらい、ちゃんとしたいだろう?」


 両家の家族だけが見守る、小さな結婚式。それでも――


「……綺麗だ」


 そう言ってくれた彼の声が、すべてだった。

 その夜、私は彼の妻になった。触れられるたびに、幸福と痛みが同時に来た。これが最後かもしれないと知っているから。名前を呼ばれるたびに、胸が締めつけられる。それでも笑った。この時間を、ひとつも無駄にしたくなかったから。

 そして――別れは、あまりにもあっけなく訪れた。

 墓の前に立った瞬間、足が止まった。石碑に刻まれた名前を、ただ見つめる。セドリック、と声に出そうとして、できなかった。喉が塞がれたように、言葉が出ない。


「……いや……っ」


 膝が崩れる。土に手をついた。


「置いていかないで……私を、一人にしないで……っ」


 そのときだった。強い吐き気が込み上げた。


 ――その数日後。私は、知らされることになる。この身体に――新しい命が宿っていることを。



 葬儀から数日後。私はまだ、セドリックの屋敷にいた。


「……奥様がお呼びです」


 侍女にそう告げられ、私は義母の部屋へと向かった。中へ入ると、義母――ベアトリスと、義父アルベリックが揃っていた。二人とも黒を基調とした装いのまま。けれどその表情は、葬儀の日よりもずっと硬く、冷たく見えた。


「アデル。あなたには、この屋敷を出て行ってもらいます」


 何を言われたのか、一瞬理解できなかった。


「なぜ……? 私は……セドリック様の妻です。まだ――」


「もう、必要ありません」


 ぴしゃりと遮られた。震える手を、ゆっくりとお腹に当てる。


「……それでも、私は出て行けません。私のお腹には、セドリック様の子がいます」


 部屋の空気が、一瞬だけ止まった。


「……そう。それなら、なおさらです。あなたはここにいてはいけない」


「なぜですか!? この子は、セドリック様の血を引いているんです! なのに、どうして――」


「理由を申し上げる必要はありません。我々は、あの子の意思を尊重するだけです」


 ――あの子の意思? セドリックの?


「……どういう、意味ですか……?」


 けれど二人は、それ以上何も語らなかった。


「準備は三日で済ませなさい」


 淡々と告げられる現実。お腹に手を当てる。そこには、確かに命がある。


「……私が、守らないと」


 かすれた声で、そう呟く。堪えていた涙が静かに溢れた。それでも足は止めなかった。



 実家へ戻った日のことは、あまり覚えていない。父も母も何も言わずに私を迎え入れてくれた。


「……無理をしなくていい」


 父はそれだけを言った。

 季節がいくつか巡り、私は娘を産んだ。


「……エルナ」


 その名を呼ぶと、小さな手が指を握り返してくる。その瞬間、固く閉じていた何かが、静かにほどけた。


 ――この子を、生かしたい。ただ、それだけを強く思った。


 生きていくには、手に職が必要だった。思い出したのが――あのときのことだった。セドリックの病。何もできなかった、自分の無力さ。

 私は、薬師の門を叩いた。最初の頃、夜になると手の匂いが取れなかった。薬草を刻み続けた指先に、苦い香りが染みついている。それでも、嫌ではなかった。むしろ、この匂いがするたびに、今日も少し前に進んだと思えた。

 気づけば、数年が経っていた。小さな店も持ち、近隣では"腕のいい薬師"として名が知られ始めているらしい。


「お母さん」


 くい、と袖を引かれる。エルナだった。淡い髪が揺れ、蜂蜜のような瞳がまっすぐにこちらを見ている。


「おてつだい、する」


 少し誇らしげに言うその姿に、思わず笑みがこぼれた。


 ――あの頃とは、違う。まだ完璧じゃない。それでも、確かに前に進んでいる。


 そう思えた、その日のことだった。店の扉が、勢いよく開かれた。


「――誰か! 医者はいるか!」


 そこにいたのは、見慣れない男だった。背は高く、無駄のない体つき。その腕の中には――ぐったりとした子供が抱えられていた。


「……この子を、助けてくれ」


「こちらへ。すぐ診ます」


 迷いはなかった。

 担ぎ込まれた少年を、すぐに寝台へ寝かせる。急性の脱水と軽い中毒症状。素早く動き、薬を流し込む。数分後、少年の指がぴくりと動いた。


「ノエル!」


「……ちち、うえ……?」


 かすれた声。けれど、はっきりと意識は戻っている。男の声が、わずかに柔らぐ。


「命に別状はありません。ただし、しばらくは安静に」


「助かった。礼を言う」


 その声音は低く、けれど確かに誠実だった。


「当然のことをしただけです」


「……誇っていい仕事だ」


 不意にそんなことを言われ、言葉に詰まる。こんなふうに、真正面から認められたのはいつ以来だろう。


「おかあさん?」


 振り返ると、エルナが扉のところに立っていた。そして、寝台の上のノエルを見て、ぴたりと足を止めた。


「……だいじょうぶ?」


「……だれ?」


「エルナ」


「……ノエル」


 それが、二人の最初のやり取りだった。男――ディートリヒは、その様子を静かに見ていた。


「ディートリヒだ」


「……アデルです」


「覚えた」


 それだけなのに、なぜかその一言が妙に残った。



 それから数日後。ディートリヒはノエルを連れて、経過を見せに来た。顔色は前よりずっと良い。診察を終え、薬を包んでいると、いつの間にかノエルがエルナのほうを見ていた。


「ノエル! もうだいじょうぶ?」


「……うん」


「……外、行く?」


 少しだけ迷うような間。それからノエルは、ちらりとディートリヒを見上げた。


「……いい」


「遠くに行かないようにね」


 二人は並んで外へ出ていった。


「……懐いているな」


「そうですね。人見知りしない子で」


「助かる」


 本音に聞こえた。少し間があって、彼がまた口を開く。


「……あまり、子供同士で関わる機会がなくてな」


「お仕事が忙しいんですか?」


「……まあな」


 その立ち振る舞いだけで分かる。ただの仕事ではない。けれど、それ以上は踏み込まなかった。

 しばらくして、外から声が聞こえてきた。エルナが何かを説明している。ノエルが短く、でも確かに相槌を打っている。ディートリヒはそちらへ目を向けたまま、静かにしていた。その横顔には、いつもの鋭さが少しだけ薄れていた。


「……ノエルは、母親がいない」


 ぽつりと、言った。こちらを見ずに。


「だから、ああいう声を聞くのは久しぶりだ」


 それだけだった。説明でも、嘆きでもなく。ただ、事実として落とすような言い方。私は何も言わなかった。言えなかった。その沈黙が、不思議と居心地悪くなかった。


「……また来てもいいか」


「ええ、もちろん。患者でなくても?」


 すると、彼はほんのわずかに口元を緩めた。


「……理由は考える」


 思わず小さく笑う。こんなふうに笑ったのは、いつ以来だろう。



 ある日、私は一人で隣町へ来ていた。目的は薬の材料の補充。市場を歩きながら、必要なものを順に揃えていく。


 ――順調だ。そう思っていた、そのときだった。


 視界の端に、見覚えのある姿が映った。人混みの向こう。陽の光の下で、並んで歩く男女。その男の横顔を見た瞬間、心臓が大きく跳ねた。


「……セドリック?」


 男が、ふとこちらへ顔を向ける。一瞬だけ、驚いたように目を見開いた。


 ――間違いない。あの人だ。死んだはずの、私の夫。その隣で、親しげに腕を組んでいる女――フィオレナ。かつて、私が"親友"と呼んでいた女。


 けれど。セドリックは、すぐに視線を逸らした。まるで――最初から、私など知らないかのように。そのまま歩き去っていく。

 指先が、震える。何かが音を立てて崩れた。


 ――確かめなければ。


 気づけば、私は走っていた。向かう先はひとつ。セドリックの墓。震える手でスコップを握る。掘る。ただひたすらに。やがて――硬い感触が、手に伝わった。棺だ。


「……お願い」


 祈るように呟く。蓋を、開けた。中は――空だった。


「……っ」


 最初から、何もなかった。あの葬儀も。あの涙も。あの別れも。すべて。嘘だった。笑いそうになる。けれど、声は出なかった。代わりに、熱が腹の奥で渦巻く。


「……ドミニク」


 ドミニクの診療所の扉を、乱暴に開けた。


「どういうことですか」


「……何の話でしょう」


「棺は空でした」


 その瞬間、空気が変わった。


「……見てしまいましたか」


「なぜ」


「依頼です。彼自身の。別の人生を選びたいと。だから、病を偽り、死を演出した」


「……ふざけないで」


「知りません。それは、私の関知するところではない」


 その一言で、すべてがはっきりした。扉を開ける。外の空気が、やけに冷たく感じた。けれど、足取りはもう迷っていなかった。



 ドミニクの診療所を出たあと、私はかつて"家"だと思っていた屋敷の門の前に立った。躊躇いはなかった。

 応接室。ベアトリスと、アルベリック。変わらない。何ひとつ。


「確認に来ました。セドリック様のことです」


 わずかに。本当にわずかに。二人の空気が揺れた。


「……何を言っているの。あなたも見送ったでしょう」


「生きています。隣町で。フィオレナと一緒に。棺は空でした。ドミニクも認めました」


 沈黙。空気が、張り詰める。


「……そう。それで?」


「……何か、ですって? あなたたちは、孫がいると知っても、何も思わなかったんですか」


「関係ありません。我が家に必要なのは、"あの子が選んだ未来"だけです。それ以外は、すべて不要」


「……そうですか。なら、もういいです」


「……後悔しますよ」


「……もう、十分苦しみました」


 それだけを残して、部屋を出る。頭は、驚くほど澄んでいた。


 ――終わらせる。



 店へ戻ったときには、もう夕暮れになっていた。


「……おかえりなさい」


 顔を上げる。ディートリヒだった。その隣には、ノエルとエルナの姿もある。


「おかあさん!」


 エルナが駆け寄ってくる。小さな身体が抱きついてくる。その温もりに、目の奥が熱くなる。


「……何かあったな」


「……少しだけ」


「子供たちは、奥へ」


「ノエル、いこ」「……うん」


 二人が奥へ消え、扉が閉まる。


「……話せ」


 逃げ場はなかった。私は、すべてを話した。セドリックが生きていたこと。棺が空だったこと。ドミニクの証言。二人の反応。

 沈黙が落ちる。


「……最低だな」


 ぽつりと、吐き捨てるように言った。その一言に、何かがわずかにほどける。怒っていいのだと、許されたような気がした。


「詐欺だ。婚姻、死亡偽装、財産の移動。すべて罪に問える」


「……そこまで」


「当然だ。お前一人の問題じゃない」


 視線が、わずかに奥へ向けられる。エルナがいる方向へ。


「――エルナの人生を、あいつらに汚されたままにする気か」


 私のことではなかった。私への怒りでも、慰めでもない。まっさきに、この子の未来を案じていた。その一言が、芯まで届いた。


「……どうする」


「……終わらせます。すべて」


「なら、俺が動く」


「……いいんですか」


「もう関わっている」


 それだけだった。けれど、それ以上の言葉はいらなかった。


「……お願いします」


 奥の部屋から、小さな笑い声が聞こえてくる。エルナとノエルの声だ。守りたいものは、もうはっきりしている。だから。私は、もう迷わない。



 翌朝、ディートリヒは早かった。

 私が店を開ける前に、すでにテーブルの上に書類が広げられていた。証拠の写しと、動かす人間の名前が書き込まれた紙。彼はそれを指先でひとつひとつ押さえながら、部下らしき男に短く告げていた。


「ここと、ここを先に押さえろ。逃げ道はふたつある。どちらも塞げ」


「承知しました」


 返事は短く、男はすぐに出ていった。ディートリヒは書類から目を上げ、こちらに気づくと、ただ一言。


「今日だ」


 私は静かに頷いた。

 向かったのは、隣町の一角にある屋敷だった。門の前には、すでに人が配置されていた。扉が開かれる。

 中にいたのは――


「……誰だ」


 驚いたように振り返った男。その顔を見た瞬間、腹の底が一度だけ強く揺れた。けれど、それだけだった。もう、涙は出ない。


「……セドリック」


「……アデル?」


 信じられないものを見るような顔。次の瞬間、その表情がわずかに緩んだ。まるで、久しぶりに会った知人を見るように。


「……生きてたのか」


 私ではない。彼が、そう言った。自分が死を偽った相手に向かって。

 その呑気さに、腹の底で火がついた。


「確認に来ただけです。あなたが生きているかどうか」


「……仕方なかったんだ。俺には、別の人生が必要だった。お前とじゃ、無理だったんだ」


 その言葉は、驚くほど軽かった。天気の話でもするような口ぶりで。


「そうよ」


 フィオレナが口を開いた。こちらをまっすぐに見て、少しだけ首を傾ける。あの頃と同じ、柔らかな仕草。だが、その目の奥には昔とは違うものが宿っていた。


「あなた、ずっと気づいてなかったでしょう。セドリックが私を見ていたこと」


 懐かしむように言う。


「ずっと前から、そうだったの。あなたが間に入ってくるまでは」


 フィオレナはそこで笑った。


「なのに、最後まで気づかなかったのね」


 怒りは来なかった。

 ただ、この女は奪ったことさえ恥じていないのだと、それだけがはっきりした。


「……終わりです」


 静かに、言った。その瞬間。


「動くな」


 ディートリヒの声が、鋭く響いた。同時に、外から複数の足音がなだれ込んでくる。


「な、何だこれは……!」


「詐欺、死亡偽装、婚姻詐称。すべて、証拠は揃っている」


「……ふざけるな! こんなことで――」


「こんなこと?」


 私は、静かに口を開いた。


「あなたにとっては、そうなんですね。私が泣いた夜も。この子が父親のいない世界に生まれてきたことも。全部、"仕方なかった"――それだけの話なんですね、あなたには」


 セドリックの顔が、歪む。何か言い返そうとして――言葉が出てこない。もう、何も感じない。ただ、ひとつだけ、はっきりしている。


 ――もう終わりだ。


「連れて行け」


 ディートリヒの一言で、すべてが決まった。


「待て、アデル! 俺は――本当は、お前を傷つけるつもりは――」


「もういいんです」


 はっきりと言い切る。ようやく、振り返った。そこにいるのは、かつて愛した人。けれど今は、何も残っていない。


「あなたが何を考えていたかなんて、今さら聞く価値もありません」


 初めて、後悔の色が浮かんだように見えた。けれど。遅い。すべてが、遅すぎる。


「……行け」


 ディートリヒの声が落ちる。二人は連れて行かれた。足音が遠ざかっていく。

 やがて、あたりは完全に静かになった。

 長かった、と思う。それだけだった。肩から、ようやく見えない重みが落ちた気がした。



 数日後。私は、あの屋敷の前に立っていた。

 かつてと違うのは、門の前に馬車がないことだった。使用人の姿も、以前より明らかに少ない。行き交う通行人が、ちらちらとこちらを窺っては、小声で何かを交わしていく。噂は、もう十分に広がっていた。

 やがて、門が開く。中から出てきたのは――ベアトリスだった。一人で。以前なら必ず侍女を連れていたはずの女が、今は誰の付き添いもなく、足早に歩いている。その顔には、かつての気品の名残だけがあった。

 ベアトリスも、私に気づいた。顔を背け、そのまま通り過ぎようとする。


「……後悔しますよ」


 低く、それだけを言った。あの日と同じ言葉。


「そうですね」


 足が止まる。


「確かに、後悔はしました。信じていたことも、愛していたことも、すべて。けれど――あなたたちと縁が切れて、よかったと」


 沈黙。ベアトリスは何も言わずに去っていく。背中が、小さく見えた。かつてあれほど大きく見えた人が。

 ふと、手を引かれる。


「おかあさん? もういいの?」


「ええ。全部、終わったわ」


 立ち上がる。そのとき。


「……終わったか」


 ディートリヒが立っていた。


「ええ。すべて」


 彼はわずかに頷いた。もう振り返らない。私は前を向く。この子と。そして――新しい未来へ。



 それから、季節がひとつ巡った。私の店は、以前よりずっと賑わうようになっていた。


「アデルさん、いつもの薬を」


「はい、少々お待ちください」


 薬を包みながら、ふと窓の外に目をやる。エルナとノエルが並んで座っている。エルナが何かを話し、ノエルがそれを静かに聞いている。自然と頬が緩む。


「……忙しそうだな」


 不意に、背後から声がした。


「ええ、おかげさまで」


「無理はするな」


「していませんよ」


 そのとき、外から声が響く。


「おとうさん」


 ノエルが呼ぶ。ディートリヒがそちらを見る。その横顔は、ほんの少しだけやわらいでいた。


「……帰るか」「……うん」


「エルナ、またね」「うん!」


 二人が並んで歩き出す。その後ろ姿を、ディートリヒがひとつだけ振り返って見た。それから、私へ視線を戻す。


「……また来る」


 問いではなかった。


「ええ」


 私も、それだけ答えた。

 何も決まっていない。

 それでも、あの子たちの笑い声が続く限り、きっと大丈夫だと思えた。この人は、またここへ戻ってくる。――今は、それだけで十分だった。

 風が、そっと吹く。エルナの笑い声が、遠くから流れてくる。私は、その音のほうへ、ゆっくりと歩き出した。




ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。

この物語はこれにて完結となります。

もし少しでも「面白かった」と感じていただけましたら、ページ下の☆☆☆☆☆から評価やブックマークをいただけると大変励みになります。

また、新作も投稿しております。もしよろしければ、そちらもお楽しみいただけたら嬉しいです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
もっと良いやり方が有っただろうが・・・。
婚約解消じゃダメだったんですかね。慰謝料払いたくなかったとか?外聞とか?身重の女性を追い出しておいと外聞も糞も無いけど。
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