第28話 四天王爆進
本日、第26話を上げ忘れてどんどん先の話を上げてしまうという不手際を犯してしまいました……
反省しております。せっかく読んで頂いた方、訳がわからんかったと思います。
いやぁ、何かおかしいと思ってたんですけどね(嘘)
本当に本当に申し訳ございませんでした!
まだ連載始めたばかりながらもブクマや評価を頂ける方、もちろんそんなの無くても読んで頂ける方、皆愛してるぜ!!!
今後は気を付けつつ、もっと面白い話をご提供出来るように頑張りますのでよろしくお願いします!!!
「ふああ……めちゃくちゃ寝たな、すっきりしたぁ……」
俺はベッドで目を覚ました。
あれから風呂に入ってからすぐに就寝し、ひたすら寝まくった。
激戦の疲れもあってか、かなり深い眠りに入れたため、今はかなり気分爽快、絶好調である。
上機嫌でベッドから出て準備を整える。
「よっしゃ、今日も頑張るか――」
「頑張りましょう」
「いい加減に勝手に部屋に入るのやめてくれないかな」
シオンが部屋の隅にぶら下がりながら声を掛けてきた。
自分が眠れないからって毎回部屋に侵入してくるのは辞めて欲しいんだがな……
「だってー、魔王様が寝てしまうと暇なんですよねー」
「だからってお前なぁ……俺にもプライバシーってのがあるだろうが」
「え?魔王様にプライバシーって……あったんですか?初めて知りました」
「お前今ものすごい失礼な事言ってるからな」
シオンに邪魔されながらも俺の準備も終わり、玉座の間に移動する。
他の四人は既に到着していた。
「待たせてすまん、シオンがうるさくてな」
「魔王様!遅刻を私のせいにするなんてひどいです!」
「お前は記憶でも無くしたのか?」
相変わらずとぼけるシオンとわいわい話しながら玉座に腰をかける。
「さて気を取り直してと、皆準備は大丈夫か?今回は地下31階へ出発しようかと思うんだが」
「主よ、我ら全員準備万端、いつでも出撃可能だ」
ラセツが四人を代表して答えた。
全員、準備は万全の様だ、それならばすぐに出撃するのが吉だろう。
「それじゃあ出発するか、俺も含めて五人パーティーになったからって油断するなよ」
「はい、それじゃあ魔法陣を発動させますね、転送用魔法陣発動!」
シオンが魔法陣を発動し、俺達は地下31階へ転送されて行った。
地下31階は、今までとは違い、大きな岩がそこら中に転がっているフロアとなっている。
岩陰に魔物が隠れてたりしたらちょっと危ないな。
「よし、いつも通りコダマが前衛、俺とラセツが攻撃役だ、リンネは後衛で回復、オボロはとりあえず、好き勝手に動いてみてくれ、相手に状態異常を付けたり、素早さを活かして奇襲を掛ける事を意識して動いてくれると有難いな」
「……了解……」
オボロがぼそっと返事をした。
まあまだ念話じゃなくて声で返事をくれただけマシだろうな。
……しばらく進むとちらほら魔物が出現し始めた。
今までに見ない様な種類の敵が何匹か確認出来る。
少し大柄な猪の様な魔物や二足歩行で棍棒を持っている狼の魔物等、他の階にはいなかったタイプばかりだ。
何というか……見るからに力押しで来そうな魔物が多い気がする。
地下40階のフロアボスのアサルトベアーがとことん力押しで来る、脳筋モンスターなのでその辺りが影響しているのかもしれない。
魔物達はそれぞれこちらに気付き始めて臨戦態勢を取り始めている。
「こちらも構えるぞ、このフロアは死角が多そうだ、まだまだ魔物が出てくる可能性が高いから注意してくれ」
皆がそれぞれいつでも戦闘を始められる様に集中し始めた。
「グォォォ!」
その時、一番近くにいた大柄な猪が飛び掛かって来た、確かこいつはワイルドボアとか言ったか。
そのまま突っ込んできたが、コダマが盾で防ぎ弾き返した。
「ブフォォ!」
ワイルドボアが悲鳴を上げながら転がっている岩石にぶつかる。
痛かったらしく、しばらくのたうちまわった後に、怒りの表情を浮かべながら再度突進してきた。
……と同時に他の魔物達もこちらへ向かって動き始めた。
棍棒を振り上げながら突っ込んで来る者や、全速力でこちらに向かって駆け出す者など、様々な行動を取っているが、基本的には皆シンプルと言える様な動きを取っており、やはり、このフロアには脳筋モンスターが揃っている様だ。
「我に任せよ! ぬううん!」
ラセツが大剣を振りぬき、突っ込んできたワイルドボアを含めた魔物数匹を一気に両断する。
3匹の魔物が一太刀で両断され、粒子と化して消えて行った。
その直後に巨大な角を携えた猛牛の様な魔物が突っ込んでくる、確かビッグホーンバイソンだったか、
こいつも他に漏れず脳筋モンスターそのものだ。
「こいつは我輩が引き受ける!」
コダマが盾を構えて突進を食い止める、巨大な角を盾で受け止め突進の勢いを完全に止めてしまった。
「よし、ナイスだコダマ!」
俺はコダマの背後からジャンプし、飛び越えながらビッグホーンバイソンの脳天へ剣を突き立てる。
「ブモォォ!」
一撃で脳天を貫かれ、断末魔の悲鳴を上げながら息絶え、光の粒子となった。
「この辺の連携はかなり慣れてきたな」
満足気に振り向くと、他の魔物が次々と倒れていくのが見えた。
まるで見えない敵に攻撃されているのかの如く、1匹また1匹と倒れ粒子と化して行く。
「これはオボロの能力か……」
オボロが、影から影へと移動しながら粛々と魔物を仕留めていく。
正に電光石火、魔物達は何が起こっているのかわからないまま、一太刀で息の根を止められていった。
目に見える範囲の敵が全て片付けられた後、正面の大岩の上に両手に漆黒の刃を持ったオボロが現れた。
あれがオボロの武器か、長さは俺の剣の半分程だろうか、小太刀と表現した方が良いのかもしれない。
その漆黒に光る小太刀を両手に持ち佇んでいる。
あの獲物を使い、魔物達が認識出来ない状態で確実に始末していくのがオボロの戦い方の様だ。
〈影王の殺意〉によって、認識外からの攻撃はダメージが大幅に上昇するため、まだレベル1のオボロの攻撃でも一撃で倒す事が可能となっているのだろう。
「これは凄まじいな……」
正に暗殺者、素早さが高いだけではなく、死角が多いこのフロアの特性を上手く利用し、見事に魔物達の隙を付き続けている。
これらの立ち回りだけではなく、他にスキルも併用し始めたらどれだけの戦闘力になるのか、今から考えても頼もしい限りだ。
「引き続き、戦闘を続けながらどんどん進んで行くぞ、このまま地下40階まで一気に到達するのが、今日の目標だ!」
五人パーティーでの初戦で予想以上に順調な成果を得られた俺達は、そのままの勢いで先のフロアを目指して進撃を続けるのであった。
作品をご覧頂きありがとうございます。
現在、第一部終了まで書き溜めてあるので、しばらくは毎日更新を続けさせて頂きます。
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