カフェラテ
昼下がりの午後
静かになったカフェ
あなたが立ち寄る時間
溢れる笑顔で声を掛ける
いつものアイスラテを
丁寧に注ぐの
初夏なのね、グラスが
もう汗をかいている
あなたはいつも
笑顔で受け取り
窓際の席に座る
そこだけ輝いて見える
素敵な横顔
見つめていたい
優しげな眼差し
私に向けて
昼時を過ぎて
流れるジャズピアノ
わたしの幸せなとき
鍵盤が心地良く響いて
いつものビル・エヴァンス
ほっとため息つく
氷の溶ける音が
深く余韻を残す
あなたは少し
通りを眺めて
気持ちを鎮めるみたい
輝きがブロンズ色に
素敵な横顔
見つめていたい
優しげな眼差し
私に向けて