表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-狩るモノ-  作者: 幹藤 あさ
97/542

3話

「宮前さん、大丈夫そうでしたか?」


通話を終えても、携帯をじっと見ていた山上に颯介がたずねた。あまり冬四郎とは仲が良いとは言えない、颯介ではあるが、やはり今は心配なのだろう。


「まぁ…大丈夫だろ」


「だと、いいですけど。これ…バッテリーないんで、コンセント差しながらじゃないと使えないですが」


めちゃくちゃになった事務所内のパソコンはすぐには、復旧出来そうにもなく、颯介は倉庫から引っ張り出してきたノートパソコンの電源を入れて、きちんと動くか確認していた。


「十分だ。ありがとうな」


「社長も寝た方が良くないですか?」


「あーまぁな…」


「ドアの修理、俺が居れば良いと思いますよ?」


「いや、それもそうなんだけどな…そうするかな…着替えたいし。1回帰るとするかな…」


「1回?また戻ってくるなら、俺はこのまま仕事しながら待ってますけど」


仕事の日の変更の連絡は、それぞれの依頼人にし終わっているのだから、颯介もドアの修理が終わり次第、帰っても良いと言ってあった。それに、夜の事を軽く説明をしたのだから、何がどうなるか分からない状況で、颯介を1人でここに居させるのは危険な気もした。それでも、颯介が残ると言ってくれていた。山上は少し悩んだ結果、頷いた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ