表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-狩るモノ-  作者: 幹藤 あさ
PR
79/542

2話

仲間を見捨てて窓から脱出をと思っているのか、すでに戦う意思はなさそうだった。窓を見て、捕らえられている仲間に目を向けて、明らかに悩んでいる様子だった。それは目元にも出ている。訓練は積んでいても、実戦には慣れていないのかもしれない。やはり、仲間を見捨てるわけにはいかないと判断したのか、窓から視線を外すと、冬四郎の方を睨み付けるように見た。


「1人でもやる気…か?」


最初に対峙した京井が引き続き、相手になろうと前に出た。すると、京井の強さを分かっているだけに、じりっと1歩下がった。だが、逃げようとはしない。あくまでも、向かってくるつもりのようだ。


何の構えもなく、自然体に立っていたが京井に隙がないと分かると、ふらっと身体の力を抜ききったように走り込んできた。そして、胸に手を当てるような仕草をした。ばさっと着ていた服の前を開けて、内側に手を突っ込みナイフを取り出した。それをびゅっと京井に投げながら、走り込むとさっとしゃがんだ。


京井がナイフに気を取られている間に、足元をはらった。ぐらっとバランスを崩すと、相手はすぐに跳躍して、京井の胸の辺りに膝を押し付けた。そのまま押し倒して、向こう側に行くつもりだったのだろうが、京井は相手の膝裏に腕を回してがっちりと掴むと、くるっと回って身体の位置を入れ換えた。


まともに背中から落ちたが、後転するようにして片足を伸ばして顔をついでのように蹴ろうとしたが、かすりもしなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ