表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-狩るモノ-  作者: 幹藤 あさ
522/542

8話

「…無事、逮捕みたいですね」


京井は下敷きになった男に、ちらっと視線を向けただけで知らん顔して冬四郎と西原に笑いかけた。


「むつは気が済んだのか?」


「びみょー」


「何だよ、びみょーって」


「みんな遥和さんに取られて活躍してない」


「活躍しなくてないのか?そんなに汗かいてて?」


「熱ですよ、熱」


むつの代わりに京井が冬四郎に言うと、冬四郎は渋い顔つきになった。何か言われると思ったのか、むつはこそっと片車輪の後ろに隠れている。


「西原君、通報してくれるか?他も色々調べれば、むつが監禁されてた証拠も上がってくるだろうからな」


冬四郎に言われた西原は携帯を出して、電話をかけようとしていたが、何かに気付いたようで、目を細めている。西原の視線を冬四郎も追うと、床に伸びていたはずの男が、諦め悪くゆっくりと身体を起こそうとしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ