表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-狩るモノ-  作者: 幹藤 あさ
497/542

8話

「なっ…な、何してんのよ‼」


4人の顔を見回して、仮面を外し小声ではあるが怒鳴るような言い方をしたむつ。4人は、きょとんとしたように顔を見合わせている。


「何って…私と片車輪はむぅちゃんのお手伝いに来ました。宮前さんと西原さんはお仕事です」


「お、お仕事?」


「警察署とよろず屋襲撃のテロリスト逮捕」


「…それって刑事の仕事?課が違う気がする」


「まぁ違うけど。むつを誘拐したやつらの逮捕は…ほら、刑事の仕事だからな。被害者を殺害してるわけだしな」


西原が当然といった顔をして説明をする。京井と片車輪も、うんうんと頷いている。冬四郎は、不機嫌そうな顔をしており、喋ろうともしない。


「あ…そう。納得いかないって顔の人も居るみたいだけど。来なくても良かったんじゃない?」


ふんっと喧嘩を売るかのようにむつが言うと、冬四郎はちっと舌打ちをした。だが、西原に小脇をつつかれると溜め息を漏らした冬四郎は着ていた上着を脱いで、むつにかぶせた。


「…寒くないの?」


「お前が風邪引くよりマシだろ」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ