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よろず屋-狩るモノ-  作者: 幹藤 あさ
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8話

むつはマグカップを両手で包むように持って、口をつけたが飲まずにそのままテーブルに戻した。


「この練り上がってない計画を知ってたのは、遥和さんと社長なの。敵を騙すなら、最低限の人にだけ協力して貰って…じゃないと成果は上がらないから。それに、いちいち細かな説明なくても遥和さんと社長なら飲み込んでくれるから。あたしも完全に自由がきく身でもなかったから…いつ、また意識がなくなるか分からないし」


「そういう事だ。みや、あんまり責めるなよ」


山上はそう言うと、上着を脱いで中から茶色い物を取り出してむつに向けて投げた。


「狢がね…幻覚を作ってくれたから。遥和さんにしろあたしにしろ、死体は作り上げるつもりでさ」


膝の上に乗せた狢の頭を撫でてやると、床に転がっていた身体に穴の空いたむつの死体は、何本もの木を合わせて太さを出した物に変わった。


「これに札をはったの。それで、あたしに見せてた。札も狢も社長が用意してくれたの。人形があれば、姿を似せる事も動かす事も出来る。けど血とかは無理だから、リアルさを出すのにね。夜だから、分かりにくいしバレないと思ってたから」


「あぁ。京井さんからメールがあったからな。一緒の家に居るのに、メールかよとか思ったが…むつからの指示だって言うからな」


「山上さんは、むつからの指示だって言われて、よく信じる気になれましたね」


「まぁな」


「…それより、むぅちゃん。もう大丈夫なんですか?その、またいつ意識がって言ってますが…完全ではないという事ですか?」

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