表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-狩るモノ-  作者: 幹藤 あさ
336/542

6話

むつが眠っている間に、病院を移そうと冬四郎が言うと、西原はすぐに病室を出ていった。医者からの許可と藤原病院と話をする為だろう。病室に残った京井は、ふぅと溜め息をついた。


「どうかしましたか?」


「え、あ…いや…いくら、暴れたからって、むぅちゃんに手荒な真似をしてしまいましたからね…」


「そんな事、気にする必要はないですよ。あのまま、力を使われて…その制御が出来ないなんて事になっていたらと思うと…」


「それは、そうですが…」


「まだ何か気掛かりな事でも?」


「えぇ…あの暴れた時、私が押さえ付けた時、むぅちゃん泣いてましたから。気にはなりますね、泣かせてしまってますから」


「それは…京井さんが泣かせたのとは、違うと思いますよ。けど…あの時のむつには、俺たちも監禁してたやつらと一緒に思えたんでしょうね」


「おそらくは…そうなると、むぅちゃんへの接し方が難しくなりますね。いつもと同じ様に接しても、むぅちゃんには私たちの事が分からないですから、気を遣わせてしまいますね」


「そう、ですね…次に起きた時に何か良い方向での変化があればいいんですが」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ