表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-狩るモノ-  作者: 幹藤 あさ
329/542

6話

むつの大声を聞き付け、ドアの前に警護として立っていた警官と京井、西原がばたばたと続けて入ってきた。


「どうしましたっ!?」


警官の声に、びくんっと肩を揺らしたむつは冬四郎が差し出そうとしていたペットボトルをばしっと手で叩いて、壁に叩き付けた。ばしゃっとベッドにも水が溢れ、冬四郎は驚いたように手元を見ると、ペットボトルの半分ほどが切られたようになくなっていた。むつが再び、手を振り上げようとすると冬四郎がその手首を掴んで、京井の方を見た。


「…っ!!錯乱してるみたいだ‼先生を‼」


床に転がった下半分のペットボトルを見て、京井が西原と警官を下がらせた。駆け寄った京井はナースコールを押した。


「むつ、落ち着け‼大丈夫だから!!」


食いしばった歯をぎちぎちと鳴らし、ふぅふぅと呼吸を荒げながらむつは冬四郎を睨んでいる。力では負けるはずのない冬四郎が、押され気味になっている。京井が割って入ろうかとしていたが、冬四郎は首を振って止めてくれと言った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ