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よろず屋-狩るモノ-  作者: 幹藤 あさ
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6話

警察署とよろず屋が同時刻に襲撃されてから2日。何事も起きずに、過ぎていくだけだった。あの夜、覆面の者を追って出ていった片車輪は、途中で見失ったと朝方に戻ってきたし、山上は昼頃に戻ってきた。だが、特に収穫はなかったのかただ疲れた顔をしているだけだった。


冬四郎と京井は、昼間に睡眠を取り、

ずっとよろず屋に泊まり込んでいるし、西原は刑事として捜査に加わっている。だが、特に何か進展があるわけではなさそうで、夜になるとよろず屋の事務所にやってきては、溜め息を吐きながらコーヒーを飲んでいた。


相変わらず講義に行く気になれないと言っていた祐斗だったが、冬四郎、西原、山上に叱られ渋々といった感じで大学に行くようになっていた。その間、颯介は日付の変更のきかなかった仕事をしながら、疲れきった顔の冬四郎や山上の為にと何かと差し入れをしたりと世話を焼いてくれていた。


警戒し続けていたが、何かが起きるわけではなく、ただ毎日緊張にさらされているだけだった。襲撃があった日からは、他に何があったわけではないが、冬四郎、京井、西原と山上、片車輪は別れての行動が多くなっていた。


冬四郎は、山上と片車輪が意気投合しているのが、意外なようで面白そうに眺めているだけだった。

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