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都合のいい武器

「キュッ!キューッ!」

「ゴメンって、いたいいたい!」

「・・・・・・・・・・・・・・・ぅぉ、はっ!おはようございますシンジ君!」

「あ、ああおはよう」

「キュッ!」

「本当にゴメンって!」

(お主も大変なのだな)

「元はといえばおまえのせいだろ!」

(知らないのだ)

「はぁー、しょうがないな。今日の朝ごはんはなしにするか」

(それはダメなのだ!美味しい料理食べるのだ!)

「やれやれ、まあ俺も腹が減ったしご飯作るか」

(早く作るのだ)

「さっきから誰と話しているんですか?」

「そういえば紹介してないな。こいつがスクヴェイダーだ」

「スクヴェイダー?!!!!!!!」

「どうしたんだ?」

「スクヴェイダーといったら今王国で話題の神獣ですよ!スクヴェイダーを見ることが出来たら運が上がるという...........」

「そうなのか?」

(そうなのだ。我は運気アップのスキルがつけれるのだ)

「へぇ〜そうなんだ」

「え?今何を喋ったんですか?」

「聞こえないのか?」

(われの声はあやつには聞こえぬのだ)

「シン君には聞こえないらしいな」

「残念です......」

(それより早くご飯なのだ)

「はいはい、ご飯つくりますよ」

「どうやって作るんですか?鍋とかないですよ?」

「うーん............そうだな。これなら..........」

そう言って真治は神様からもらった変幻自在の武器を取り出した。

「アダマンタイト製だから熱伝導率がいいって言ってたよな..............それに火の魔法に長けているって........食材は確か学校帰りに解体品を取りに行った時に肉を貰ったはず」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「よし、出来た!」

「お、おぉー!すごくおいしそうですね!」

「まあな。これでも一人暮らしで年に何回かは作ってたんだぜ」

真治の作った料理にはケチャップや塩などの色々な味付けがされてある。

「特にこれが美味しいと思うけどな」

真治が指したのはデミグラスソースがかかった肉だった。

「本当ですか?」

「もちろん」

(我にもよこすのだ)

「ほら」

「こ、これは美味しい!塩にはないまろやかな酸味とこのまとまり!絶品です!」

(!!これはっ......................美味しいのだ!!!)

「ありがとな。よし、じゃあ俺も頂くとするか」

のんびりまったり進んでいく真治達だった。

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