またくじ引きかぁ〜
「ふむ、これもまたこのタレが肉に合っていておいしいな」
「ちょっと待ってくださいよー」
「わかったわかった」
「あそこに寄りましょうよ」
「ん?なんだ?」
「くじ引きですよ!」
「なんでだ?」
「あの宝石が見えませんか?あれはアレキサンドライトといってめっちゃ高価なんですよ!シンジ君も持ってましたけど、あれは大きいですよ!」
「そうか、一回だけだぞ」
「えぇー」
「じゃあ先行くぞ」
「やります、やります!わかりましたから!ただしシンジ君も引いてくださいね!」
「ああ、宝石当てるかもしれないぞ?」
「まあどっちかが当たればいいんですから」
「いらっしゃい!くじ引きはどうだい?一回大銀貨1枚だよ」
「「じゃあ1回ずつ」」
「はいよ。この中からひとつ選んでめくるんだよ」
「じゃあ僕から!................................2等...........ってことは.........」
「この魔法具だよ」
ガシッ!
何でこんなに強い力で握ってくるんだよ.........ってあれ?
「シンジ君!絶対に!絶対に当ててくださいね!!!!!」
「お、おう。なんで泣いてんだ?」
「あれは何十年、いやっ!何百年に1度出てくるかくらいの代物ですよ!」
「そうか、じゃあ引くよ」
ガサガサ。
「1等だな」
カランカランカランカラン!!
「はわわわわわ!!!シンジ君!あ、当てたんですか!?」
「ああ」
「く、くださいませんか」
「別に金に困ってないからいいけど条件がある」
「な、な、何ですか?」
「その魔法具と交換だ」
「もちろんいいですよ!!!ぜひお願いします!!」
「交渉成立だ」
ってことで初めての魔法具をゲットした。
その後・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「うぉぉぉぉぉぉ!!!あいつか!!1等を当てたのわぁぁぁぁ!!!」
「しかも優勝者じゃねぇかっ!!!!!」
「あいつ人生全ての運使い切ったんじゃね?」
「いいなぁ」
とかなってたのを本人は知らない。