俺って悪魔?
「さあ!さっそく二人やってきました!第二競技です!ここでは走りながら食べ物を食べて中にあるカードを取り出すとポイントが加算されます!ただし、カードを抜き取った場合即失格ですのでご注意ください!では出発してください!」
「おっと、ここからはバラバラで行こうぜ!」
「ああ、いいぞ」
「よしっ、てことで行くぜ!」
「んじゃあ俺も」
「俊足!」
「とりあえず食べ物を集めるか」
シュタッ!シュタッ!シュタッ!シュタッ!
「よし、これくらいで............もぐもぐ、むしゃむしゃ........これうますぎだろ。今度料理でも始めようかな。もぐもぐ、むしゃむしゃ、もぐもぐ、むしゃむしゃ............」
タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタッ!
「よし、ゴールだな」
「おーっと!先に出てきたのはシンジ選手だぁぁぁぁ!!」
「「「「「「「うぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」」」
観客席テンション上がりすぎじゃね?
「はぁはぁ、シンジ.........お前早くないか?」
「まあ普通だな」
「お前...........俺はチーターの獣人だぞ?それを抜かして食べ物全部奪いとるとか.........まあ俺も去年やったんだが」
「お前、悪魔みたいだな」
「おめぇもだろ!」
「まあな」
「おっと!第二競技のエリア内の食べ物が無くなったようです!去年と同じだぁぁぁぁ!ということで優勝者は.............................シンジ選手!!!!!!!!!!」
「「「「「「「「「「しゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「「「「「負けたーーーーー!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」
「なんであんなこと言ってんだ?」
「知らねぇのか?毎年賭けが行われてるからだ」
「そうか、じゃあ閉会式はいつなんだ?」
「あー..................去年は俺以外でくじ引いて決めてたな.........」
「じゃあ夜頃か」
「そうだな」
「じゃ、また後で」
「どこに行くんだ?」
「店回ってくるんだよ」
「まだ腹が減っているのか.........バケモンだな」
「ああ、じゃあな」
「おう!」
真治の胃袋はまだ5割も埋まってなかったのだった。




