このステータスにかなうわけがない
銅貨=1円
大銅貨=10円
銀貨=100円
大銀貨=1000円
金貨=10000円
大金貨=100000円
白金貨=1000000円
光金貨=10000000円
都市に入って10分程歩くと大きな建物があった。
木造建築でいかにも豆腐みたいな建物だ。
「ここが・・・・・冒険者ギルドか........」
ザワザワザワザワザワザワザワザワ..............
ギルドに入ると日本の居酒屋並の騒ぎ用だった。
「まさかあれが現れるとはねえ....」
「おいおいマジかよ」
「これは家族で逃げないと!」
もちろん俺は気にせず窓口へ向かった。
「ステータスプレートって作れるか?」
「はい、初回発行は銀貨2枚となります」
「借りれるか?」
「はい、......ではこのプレートに血を垂らしてください」
「え?血ですか?」
「はい」
予防接種未だに嫌いなのになぁ。
「まあいいか」
針で血を垂らすと、プレートが光って文字が表示された。
日本とは違う文字だが、読めるようだ。
名前 村上真治 男 16歳
(ふう、よかったー。名前と性別と歳だけなんだな)
ギルドの端に行くと、依頼が貼ってあった。
見てみると、上から順に
ゴブリン10匹の討伐
報酬金 大銀貨1枚
違約金 報酬金の2割
制限 冒険者であること
コボルト5匹の討伐
報酬金 大銀貨1枚
違約金 報酬金の2割
制限 冒険者であること
緊急依頼
都市から北に1日の山に現れた虹光龍の討伐
報酬金 白金貨5枚
違約金 なし
制限 なし
この力なら行けるか!
俺はもちろん緊急依頼を受けることにした。
依頼の紙を持っていくと、あっさりと依頼を受けれた。
「亡くなっても責任は負えません」
「あ、はい」
・・・・・
「虹光龍って何ランクですか?」
「小さいものでSランクで、大きいものだとSSランクになります」
「ありがとうございました」
Sランクか................................Sランク!?
こうして初の依頼をうけることができた。