あれ、服が、服が......っ!?
「どうしよ......」
真治は校庭の直し方に困っていた。
まあ仕方ないか。
「作成!」
《 スキル 復元を獲得しました》
よしっこれで......
「復元!」
一瞬で地面がグニャグニャして平になった。
「お、これなら・・・・・復元!」
真治の服が綺麗になった。
「おー、綺麗になった。あれ?ち、ちょっと待って。ヤバイヤバイヤバイ!」
真治の服は復元しすぎてペットボトルの破片になっていた。
「あ、服が..........」
どうするんだこれ......
「そうだ!」
「重結界!」
そして、現れた結界を身に纏うようにイメージをする。
「よっしゃ出来た!」
その衣は神聖な光を放っており、見るものには天使をイメージさせる。
《 スキル 神界の衣を獲得しました》
おお........まあ、パッシブスキル的な感じかな?
キーンコーンカーンコーン。
「あ、シン君」
「シンジ君!..................あれ、オーラ出てない?」
「うん。全身真っ白の服を着たのは初めてだよ」
「あ、そう......授業中大きな音が聞こえてきたんだけど」
「ああ、あれは新スキルの実験だよ」
「新スキル?」
「そうだよ。結構使えるよ」
「ふーん............そういえばこれから30分休憩だよね!」
「そうなのか?」
「うん、だから一緒に遊ばない?」
「いいけど何で遊ぶ?」
「そうだなー.......鬼ごっことか?」
「いやーそれはなー.......日向ぼっこで良くない?」
「じゃーそうするよ」
「閃々なる燦爛な燐光!」
「神の癒し!」
「はあ〜気持ちいいなぁ」
「ふぎゅひゃ〜」
そうしてのんびりな休憩を楽しんだ。