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魔力測定と試験かぁ
魔法都市シェイノート。
ほかの都市より魔法の技術が優れており、観光としても人気がある。
そして、高等魔法学園があり、毎年多くの魔法使いを生み出している。
「よっしゃー着いたー!」
「おお、兄ちゃんテンション上がってるねぇ」
「高等魔法学園の入学受付に行こうと思ってな」
「そうかい、あそこは試験が才能で決まるからがんばれよ」
「おう」
真治は乗せてもらった馬車から降りて、都市の中心部へと向かった。
「ここが高等魔法学園か」
高さ30m程の城のような建物があり、その周りには色々な施設が並んでいた。
「あのー入学受付をしたいんですが」
「あなたでしたか」
「え?」
「高等魔法学園に推薦されていた方は」
「いえいえ、違います」
「そうでしたか」
「では、名前を書いてください」
「あ、はい」
「これから一週間後に魔力測定と試験がありますので充分に準備をしておいてください」
「わかりました」
こうして、真治は一週間を食や衣服で楽しみながら過ごしたのだった。