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初めてのダメージ
「分かれ道とか........」
真治が見ている先では、道が4つに分かれていた。
「そんな時には........マップナビ!」
脳内にマップと矢印が現れた。
「矢印は......................4方向共か?」
矢印が4方向、つまりどこへ行っても同じ所に繋がっているということである。
「まずは右行くか」
右に行くと、広い円形の場所が広がっていて真ん中に白い馬らしきものがいた。
「なんだ?」
真治がそう言うと馬らしきそれが振り向いた。
「..................あの伝説のユニコーンなのか?」
真治が観察していると突進してきた。
「うおっ!」
ドゴォン!
真治は避けきれずそのまま壁にぶつかった。
「........痛くねぇ」
ステータスを確認してみるとHPが10程減っていた。
「不知火!」
唱えた瞬間ユニコーンが倒れた。
「こりゃ火というよりは魂を燃やす魔法だな」
そうして次の部屋....................に行くのではなく、引き返して残りの3体を倒しに行くのだった。