俺って最強?
「なんだこりゃ」
近くに家を見つけたが荒らされていた。
一瞬空き巣に入られた後なのかと思ったが、他の家も同じ様に荒らされていたため、ここで一騒動あったのだと思う。
家を見て回っていると、人間の半分くらい身長の緑色のやつが家を荒らしていた。
そいつは俺を見た瞬間一目散に逃げ出していった。
「は?」
10分程して我に返った真治はとあることを思い出す。
あれ?これって友達から借りたラノベの展開じゃね?ってことでその通りに「ステータス表示」と念じてみた。
名前 村上真治 男 16歳
職業 異世界人
Lv1
HP 6000000/6000000
MP 800/800
攻撃力 ∞
防御力 ∞
火属性耐性 ∞
水属性耐性 ∞
風属性耐性 ∞
聖属性耐性 ∞
闇属性耐性 ∞
スキル ステータス表示 作成 ゴミ箱
………………………Why?なぜこうなった?
「ステータスが現れたことにさえも理解できないのになんだこの数字?防御力∞はわかるとしても……攻撃力∞はなぁ......」
とりあえず近くにいた緑のやつ背後からチョップした。
ズボッ!
緑のやつは鈍い音を立てて地面に埋まっていた。
《 経験値を50獲得した》
「なんでだよ……」
もともと人や動物を殺すのに抵抗はなかったが、あまりに悲惨な光景に吐気がした。
1時間後……
道を歩いていると遠くに石壁が見えた。