神様、証拠隠滅を計る
「うーむ。どうしようかの」
神様ことゼウスは自分のミスの対応、つまり真治のステータスについて悩んでいた。
「ステータスを変えることは出来るが、勝手にやると怒られるからの
う。それにミスがバレてしまうからのう」
「なにをしているのですか?」
「おお、エンジェルか。実は仕事で重大なミスをしてしまってのう」
「実は................................なんじゃ」
「そうですか。なら、その真治とやらとはなしてみてはいかがでしょうか」
「エンジェルが言うならそうしようかの」
《 おい、真治聞こえるか》
「なんか今声がしたような......」
《 真治!》
「まあ、んなわけないし幻聴か」
《 おーい!真治!》
「なんだ?」
《 やっと聞こえたか》
「誰だ?」
《 ゼウスだ》
「それなら、なんで俺に話しかけてくるんだ?」
《 ステータスについての話じゃ》
「俺のステータスをどうにかする気か?」
《 それなんじゃが........∞のところを変えさせてもらえないかの。数
字じゃないと目をつけられるんじゃ》
「いいぞ。ただし、条件がある」
《 その条件とはなんじゃ?》
「一、属性耐性については平均値の10倍とすること
二、攻撃力、防御力については自分できめさせてもらうこと
三、カシーを全体的に強くすること の3つだ」
《 いいだろう、その条件を呑もう》
《 攻撃力、防御力の数値を言うのじゃ》
「攻撃力が777777で、防御力が1000000だ。レベルアップで攻撃力、防御力
が上がらないようにしてくれ」
《 よしオッケーじゃ!》
そう言うと体から光が出て、それはすぐに収まった。
「なんだったんだ?」
この後、真治は異様なステータスの変化に気づく。