↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
24/28

呟き in アイナ peat.4

第三章

~ 気付くための一歩 ~


『 杉 ~ スギ ~ cryptomeria 』

花言葉 : 《絶望》


持っている日記帳と同じ物を見つけた


買った後ですぐ繰り返してしまってもう一度買う


おかしな事に寮には既に買った日記帳があった



「また買っちゃったよ・・・・」


  ~ ☆ ~


《空の音》は問う

「何故此処にいるの?」

少女は言った

「此処にいなければならないから」

《空の音》は問う

「何故此処にいなければならないの?」

少女は言った

「全てを終わらせる為に」


少女は《空の音》が現れた時 全てを悟る

全てを終わらせる為に その残酷な世界へと身を投じた

しかし 《空の音》が此処にいるという事は 何も終わってはいないのだ

全てを捨てて来たはずが 何かを残して来てしまっていたのだ

何かが何なのか それは少女には分からない

だが 心当たりなら すぐ傍にあった

《漆黒》は 全て 本当の意味で全てを知っており 少女の『欠片』を持っているのだ

それは 少女が捨て去ったはずの 『欠片』

《漆黒》がそれを持っている限り 全てが終わるはずが無い

少女は堪えていた涙を その留め金を外した


唐突な事で 《空の音》は戸惑いを隠せない

それまで毅然としていた少女が 突如としてうずくまり 泣き始めたのだ

その涙は どうしてか不思議な風に舞いあがり 広大な空の向こうへと散って行く

その一粒が 《空の音》の中に入り込む


それは 『欠片』


少女が捨てたはずの 多くの優しい思い出達

残酷な背景に隠れた 小さな それでいて強い想いだった

そうして 壊れた時計は再び動き出す

今度は 繰り返す為ではなく 崩壊の為の時を刻む


《空の音》は 再び問う

「一緒に 帰らないか?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。