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恐怖の洋館 -円卓の怨念編②-

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円卓のテーブルが置かれた部屋には暖炉が置かれており、いかにもな雰囲気を出していた。

「騎士の剣をどのように使うかがカギになりそうだな」

「脳筋の君でもそこはわかるのか」

私はとりあえず、剣を暖炉の上のフックにかけた。しばらく使いそうになかったからだ。

カチッと音がした。

「……ん? もしかしてこの剣」

「どうやらどっかのカギを開けるギミックが仕込まれてたみたいだな」

いかにもホラゲーっぽい雰囲気が出てきた。

私の様なホラゲー通にはたまらないものがある。

「このドア、鍵が外れてるな」

剛力は私たちが入ってきたドアの向かい側でドアに手をかけていた。

「……開かんな」

「たぶん向こう側でタンスか何かが塞いでるに違いないな。回り込むか」

「大丈夫」

「え」

剛力が何か不吉なことを言った。その直後、剛力はドアを拳でぶち開けていた。

「ちょっ!? 何してんの!?」

「鍵は開いていたから、卑怯じゃない」

「向こう側のタンスをどけるまでが謎解きですよ!?」

「……大丈夫、いずれは開けられたから、それが早いか遅いかだけの問題」

「あぁ、そうだねそうだね……って、ねぇよ! そんな理屈通らねぇよ!」

「this way」

「いやいや、こっちだじゃねぇよ。反則もいいところだよ」

私はそう言いつつも壊れたドアをくぐった。

向こう側には案の定、ぼろぼろのタンスが転がっていた。

しかしこの部屋、何か胸騒ぎがする。

ホラゲーで言うなら何か変な奴に襲われるところだ。


―ワタシニ、ナニヲスルダァ!-


悪寒は的中した。

剛力の頭上に口の裂けた女がニタニタと笑っていた。

「あ、危ない剛力!」

「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

口の裂けた女は首だけを伸ばして剛力と視線を合わせた。

驚いた剛力渾身の右ストレートが女に入ったのが見えた。

そのまま殴り飛ばされ、常識では死んでもおかしくないほど地面をバウンドした。

しかし、それだけでは終わらなかった。

相当パニックになっていたのだろう。あろうことか鉄パイプをそこら辺からむしり取って剛力は口の裂けた女に襲い掛かった。


「あいつのポッケから鍵を見つけました」

「……」

「あいつめ、いきなり出てきたら驚くだろうが」

「今一番困惑してるのはあの口の裂けた女だろうけどね」

また一歩進展した私たちはさらに屋敷の奥を目指すことにした。

後ろでは元の姿が何だったか分からなくなった塊が転がっていた。

南無。


剛力君は基本ビビり、すぐ手が出ちゃうタイプなんだ。

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