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目の前には道がある



「暑い夏を現実逃避で乗り越えようぜ!」計画プロジェクト第五弾です。




 私の前には道がある


 前どころか後ろにも右にも左にも右斜め前にも左斜め前にも道がある


 私はどこから来て、これからどこに進むのだろう


 というかそもそも、どうやってここに来たのだろう


 振り返っても道はどこまでも続いている




 僕はどの方向を向いているのだろう


 前を見ても後ろを見ても、下を見ても上を見ても右を見ても左を見ても、何もなくてなんでもある


 僕はここに停滞し続けるのか、それとも前に進むのか、後ろに進むのか


 というかそもそも、ここから先には進めるのだろうか


 目に見える道はない




 俺の目の前には一本の太い道がある


 右を見ても左を見ても上を見ても下を見ても、目の前にしか道はない


 俺はこの道を進むしかないのか


 というかそもそも、他にも道があるんじゃないだろうか


 ほかの道を進んでもいいんじゃないだろうか






 今目の前には道がある


 それがどこにつながっているかはわからない


 不安でも前に進めばいいし、前が無理だと思ったら引き返して右に曲がればいい



 今目の前には進むべき方向は見えない


 それならば見えなくても手探りで一歩一歩前に進めばいい


 今はまだここに停滞していてもいいんだ、いつか動き出せる日のために



 今目の前にしか道は見えない


 それでも道は枝分かれしているかもしれない


 もしかしたら見落としているだけかもしれない


 今はまだ道が一つしかなくても、歩き続ければ曲がり角があるかもしれない




 自分の目の前に伸びる道に決まった進み方なんかない


 前に進みたいなら進めばいいし、前にも右にも行きたいなら右斜め前に踏み出せばいい


 今はまだこの道の先がどうなっているかは考えなくてもいいのだ


 もし行き止まりで大きく迂回することになったとしても、決してその道に終わりはない


 終わりなんかないのだ


 さあ、若者たちよ


 自分の道がどこにあるか、見つかったかい?



 


 今日は下り坂を降りていると思いついたので。

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― 新着の感想 ―
[一言] 毎度お馴染みになってしまって申し訳ない思いの又二郎です。 さて、今回は道ですか。 確かに人生とは道のようなもの、とよく言ったものですが。 私達人間は、常にどの道を選んで進むかの選択を迫られ…
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